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日本企業のマネジメント・コントロール 自律・信頼・イノベーション

出版社名 中央経済社
出版年月 2022年9月
ISBNコード 978-4-502-42831-9
4-502-42831-0
税込価格 3,740円
頁数・縦 174P 22cm

商品内容

要旨

本書は、著者の近年のマネジメント・コントロール研究の集成である。本書を貫く考察の主眼は、日本企業におけるマネジメント・コントロールをどのように捉えるのか、どのような枠組みで考察するのか、そして新しいマネジメント・コントロールを構築するための重要な概念とは何かという点である。本書では、フィンランドにおける日系企業と現地企業の実態調査から、マネジメント・コントロールの要素が「自律」と「信頼」にあることを明らかにした。またイノベーションを推進する国であるフィンランドの調査結果や、Googleをはじめイノベーションを重視している組織や製造業以外の組織の調査結果から、「イノベーション」に結び付けるためのマネジメント・コントロール・システムの要素の検討を行い、これからの日本企業において必要とされるマネジメント・コントロールとは何かを検討している。

目次

序章 今後の日本企業の「マネジメント・コントロール」を考えるために
第1章 マネジメント・コントロールのフレームワークと変容
第2章 マネジメント・コントロール・システムと自律性
第3章 質問票調査から見る日本企業のマネジメント・コントロールの活用
第4章 ケーススタディから見る日本企業のマネジメント・コントロール活用の実態
第5章 マネジメント・コントロールの基盤としての「信頼」
第6章 日本企業のマネジメント・コントロール再考:在フィンランド日系企業調査から
第7章 フィンランド企業調査からの示唆:イノベーションを促すマネジメント・コントロールの可能性
第8章 イノベーションを醸成するMCSの可能性
終章 新しいマネジメント・コントロールの構築の試み

出版社・メーカーコメント

企業経営者のリーダーシップだけでは、従業員の意欲を引き出すことはできない。全体目標と部分目標の一致を目指して、いかに、その仕組みを作る事ができるかにかかっている。

著者紹介

横田 絵理 (ヨコタ エリ)  
慶應義塾大学商学部教授。博士(経営学)(慶應義塾大学)。1994年、慶應義塾大学大学院経営管理研究科博士課程単位取得退学。1995年、武蔵大学経済学部専任講師、助教授、教授を経て、2005年から現職。2009年〜2012年、公認会計士試験試験委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)