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銃を置け、戦争を終わらせよう 未踏の破局における思索

出版社名 毎日新聞出版
出版年月 2023年8月
ISBNコード 978-4-620-32783-9
4-620-32783-2
税込価格 2,090円
頁数・縦 283P 20cm

商品内容

要旨

ウクライナ戦争、気候変動という地球規模の危機、国内では安倍元首相銃撃事件を経て、台湾有事を煽りながらの軍事偏重社会への転換など、戦後世界が築き上げた平和への意志が大きく揺らぐ時代が到来した。この潮流は破局へと向かうのか。いま私たちは何を思索すべきなのか。時評というスタイルで歪んだ時代精神を撃ち抜きながら、理想的でリアルな、別のヴィジョンを提示する。

目次

1(オリンピック開催国は難民という存在に想像力を
ウイグルにおける人権弾圧 市場優先の対応でいいのか ほか)
2(学校と霞が関にメスを!真の教育改革、働き方改革へ
「分配」政策のまやかし 変化を恐れぬ新たな生き方へ ほか)
3(プーチンの妄執と戦争のできない欧米
SNS時代の反戦運動 ロシアとNATOの話し合いを ほか)
4(戦後77年 日本人の身体から失われた戦争のリアル
核を持たないことこそ最もラディカルな現実論 ほか)
5(人権に関して、これ以上の厚顔無恥は許されない
五輪ビジネスモデル 私たちも共犯の「亡国」 ほか)

著者紹介

〓村 薫 (タカムラ カオル)  
1953年大阪市生まれ。作家。1993年『マークスの山』で直木賞、1998年『レディ・ジョーカー』で毎日出版文化賞、2016年『土の記』で野間文芸賞・大佛次郎賞・毎日芸術賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)