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ショスタコーヴィチを語る 亀山郁夫対談集

出版社名 青土社
出版年月 2025年8月
ISBNコード 978-4-7917-7727-3
4-7917-7727-1
税込価格 5,060円
頁数・縦 554P 19cm

商品内容

要旨

稀代の芸術家の魂にせまる。革命、そして戦争という激動の時代を生きた作曲家ショスタコーヴィチ。さまざまな評価にさらされながら、その作品はいまなお私たちの心をゆさぶりつづけている。ショスタコーヴィチの音楽に秘められたものとは何か。その魅力の核心に迫る。日本を代表するロシア文学者が、この稀有な才能について、各界の第一人者とあますところなく語りつくす贅沢な対談集。

目次

第1章 オーケストラと近代市民社会のみた(悪)夢 ×岡田暁生
第2章 ショスタコーヴィチとスターリン主義 ×浅田彰
第3章 ショスタコーヴィチ体験とは何か ×島田雅彦
第4章 ショスタコーヴィチ、知られざる闘い ×梅津紀雄
第5章 ショスタコーヴィチという主語 ×青澤隆明
第6章 ショスタコーヴィチのユートピア ×小林文乃
第7章 ショスタコーヴィチは謎だらけ ×吉松隆
第8章 ショスタコーヴィチはラフマーニノフの同時代人 ×原田英代
第9章 ショスタコーヴィチに「二枚舌」はない ×一柳富美子
第10章 ショスタコーヴィチって、神がいないじゃない。 ×井上道義

著者紹介

亀山 郁夫 (カメヤマ イクオ)  
1949年栃木県生まれ。ロシア文学者。名古屋外国語大学学長。東京外国語大学外国語学部卒業、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。天理大学、同志社大学を経て、1990年より東京外国語大学外国語学部助教授、教授、同大学学長を歴任。2013年より現職。日本ドストエフスキー協会会長、世田谷文学館館長、日本藝術院会員。主著に『破滅のマヤコフスキー』(筑摩書房、木村彰一賞)、『磔のロシア』(岩波書店、大佛次郎賞)、『謎とき『悪霊』』(新潮選書、読売文学賞・翻訳・研究賞)などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)