あなたの街の上下水道が危ない!
扶桑社新書 545
出版社名 | 扶桑社 |
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出版年月 | 2025年9月 |
ISBNコード |
978-4-594-10127-5
(4-594-10127-5) |
税込価格 | 1,045円 |
頁数・縦 | 251P 18cm |
商品内容
要旨 |
水問題を追うジャーナリストが警鐘を鳴らす「いま、そこにある“地下の見えない危機”」あなたの「足元」で何が起きているのか!? |
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目次 |
第1章 足元が崩れた日 八潮市道路陥没事故に見る「地下の見えない危機」 |
出版社・メーカーコメント
埼玉県八潮市で発生した道路陥没事故。原因は老朽化した下水管の破損だった−−。この一件は、日本中どこでも起こり得る「水インフラ崩壊」の象徴であり、今まさに地下で進行している“静かな危機”の現れだと言えます。実は、全国の下水道管の総延長49万km(2022年度末)の2割が2032年には法定耐用年数を超え、2042年には、なんと4割が法定耐用年数を超える見込みだとされています。この数値はあくまでも現状のまま推移した場合。気候変動の影響で集中豪雨や台風が増え、下水道の負荷が増しており、老朽化や腐食は加速度的な勢いで早く進むと考えられているのです。本書では、こうした現実を、さまざまなデータをもとに検証。八潮で起きた事故は、決して他人事ではなく、自分の自治体・近所でもいつ起きても不思議ではないことなのです。その一方で、高騰を続ける水道料金。なぜここまで水道料金が上がり続けてしまうのでしょうか? 水道民営化をすれば解決するのでしょうか? 庶民の生活に密着する水道ですが、このあたりを詳しく説明し、民営化のメリットデメリットをフラットな視点から開設します。本書は、日本の上下水道インフラの老朽化が進む中で、見過ごされてきた課題を浮き彫りにし、維持管理体制の限界、人材不足、予算難、さらには水道民営化の問題点にまで踏み込み、国民一人ひとりが無関心ではいられない現実、さらには「ではどうすればいいか」という解決策を模索する一冊となっています。