• 本

言語とフラクタル 使用の集積の中にある偶然と必然

出版社名 東京大学出版会
出版年月 2021年5月
ISBNコード 978-4-13-080257-4
4-13-080257-7
税込価格 4,840円
頁数・縦 333P 22cm

商品内容

文学賞情報

2021年 第75回 毎日出版文化賞受賞

要旨

これほど複雑・多様かつ変化する人間のことばにあって、どんな時代の、どんな言語の、どんなジャンルでも成り立つという「統計的言語普遍」。その不思議を検証し、その意味を考えることから、人間の記号使用の深奥に迫ってゆく。

目次

第1部 導入
第2部 要素の分布の特性:開放性・稀少性
第3部 系列の特性:塊現象・長期記憶
第4部 統計的言語普遍から言語の部分構造へ
第5部 統計的言語普遍と言語の数理モデル
第6部 思索的考察
結語

著者紹介

田中 久美子 (タナカ クミコ)  
東京大学先端科学技術研究センター教授。東京大学大学院工学系研究科情報工学専攻博士課程修了、博士(工学)。工業技術院電子技術総合研究所、東京大学大学院情報学環講師、東京大学大学院情報理工学系研究科准教授、九州大学システム情報科学研究院教授を経て、2016年より現職。自然言語や記号系に普遍に内在する数理構造に興味を持つ。著書に『記号と再帰』(東京大学出版会、第32回サントリー学芸賞、第19回大川出版賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)