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スペイン人とは誰か その起源と実像

出版社名 水声社
出版年月 2012年1月
ISBNコード 978-4-89176-885-0
4-89176-885-1
税込価格 8,800円
頁数・縦 541P 22cm

商品内容

要旨

現代スペインを代表する歴史学者/文芸批評家が、人文科学の広範な文献を渉猟し、スペインとスペイン人の起源を根底からくつがえす“新たな真実”を論証する。

目次

第1部 外来語としての“エスパニョール”(“エスパニョール”という言葉がなぜスペイン土着の言葉ではないのか
まかり通る似非歴史学
“スペイン人”はいかにして存在するようになったのか
要約すれば…
“締めくくり”として
“エスパーニャ”と“エスパニョール”には一千年の隔たりがある
“エスパニョール”という言葉の起源について)
第2部 スペイン人はいかにしてスペイン人となったか(予備的註釈
一九六八年の序文
問題の在り処
歴史記述可能な人間集団の“われわれ”
レコンキスタとアル・アンダルス
ホルヘ・マンリーケにおけるキリスト教、イスラム教、詩
人格の史上命令的な広がり
何にもまして理解することが優先する
存在と価値―歴史記述可能な過去の二つの側面
最期の覚書)

著者紹介

カストロ,アメリコ (カストロ,アメリコ)   Castro,Am´erico
1885年‐1972年。36年のスペイン内戦勃発を機に、最初はアルゼンティンに、その後アメリカ合衆国に亡命し、68年までの三十年あまりを彼の地で過ごした。現代スペインを代表する歴史家・文芸批評家
本田 誠二 (ホンダ セイジ)  
1951年、東京に生まれる。東京外国語大学スペイン語学科卒業。同大学大学院外国語学研究科(ロマンス語系言語)修了。現在、神田外語大学外国語学部スペイン語学科教授。専攻、スペイン黄金世紀文学。主な訳書に、レオーネ・エブレオ『愛の対話』(1993年、平凡社。日本翻訳出版文化賞)等がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)