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デカルト全書簡集 第1巻

1619−1637

出版社名 知泉書館
出版年月 2012年1月
ISBNコード 978-4-86285-124-6
4-86285-124-X
税込価格 7,700円
頁数・縦 431P 23cm
シリーズ名 デカルト全書簡集

商品内容

要旨

デカルトは730通以上の膨大な往復書簡を残したが、それらはラテン語、フランス語、オランダ語で書かれた。そのうちわが国で翻訳されているのは30%ほどであり、数学や物理学に関わる書簡は割愛されてきた。本巻では初期の125通を扱い、若きデカルトが音楽論に強い興味を抱いていたことやレンズについての話題など数学や自然学に関する多くの書簡が収録される。友人への近況報告、出版社との打ち合わせから、彼が教会や政治権力に細心の注意をはらいつつ執筆していたことなど、生きたデカルトの姿が垣間見える。

目次

デカルトからベークマンへ ブレダ1619年1月24日―フラマン語、音楽論
デカルトからベークマンへ ブレダ1619年3月26日―三次方程式、新しい学問、旅
デカルトからベークマンへ ブレダ1619年4月20日―ベークマンの安否
デカルトからベークマンへ ブレダ1619年4月23日―ドイツへの旅、無為からの救出、コンパス
デカルトからベークマンへ アムステルダム1619年4月29日―ルルスの術
ベークマンからデカルトへ ミッデルブルフ1619年5月6日―アグリッパの『註釈』
デカルトから兄へ レンヌ1622年4月3日―財産の売却
デカルトから父へ 1622年5月22日―父からの財産分与
デカルトから兄へ 1623年3月21日―イタリア旅行
デカルトから父へ ポワティエ1625年6月24日―裁判所長の職〔ほか〕

著者紹介

山田 弘明 (ヤマダ ヒロアキ)  
1945年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程。名古屋文理大学教授
吉田 健太郎 (ヨシダ ケンタロウ)  
1965年生まれ。名古屋大学大学院文学研究科博士課程。愛知学院大学准教授
フォヴェルグ,クレール (フォヴェルグ,クレール)   Fauvergue,Claire
1964年生まれ。トゥールーズ大学哲学研究科博士課程。名古屋大学准教授
小沢 明也 (オザワ トシヤ)  
1962年生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士課程。東洋大学非常勤講師
久保田 進一 (クボタ シンイチ)  
1967年生まれ。名古屋大学大学院文学研究科博士課程。中京大学非常勤講師
稲垣 惠一 (イナガキ ケイイチ)  
1971年生まれ。名古屋大学大学院文学研究科博士課程。同研究科事務補佐員
曽我 千亜紀 (ソガ チアキ)  
1973年生まれ。名古屋大学大学院人間情報学研究科博士課程。愛知県立芸術大学非常勤講師
岩佐 宣明 (イワサ ノブアキ)  
1982年生まれ。名古屋大学大学院文学研究科博士課程。名古屋大学准教授
長谷川 暁人 (ハセガワ アキト)  
1982年生まれ。名古屋大学大学院文学研究科博士課程。愛知県立大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)