• 本

デカルト全書簡集 第4巻

1640−1641

  • デカルト/〔著〕
  • 大西克智/訳 津崎良典/訳 三浦伸夫/訳 武田裕紀/訳 中澤聡/訳 石田隆太/訳 鈴木泉/訳
出版社名 知泉書館
出版年月 2016年2月
ISBNコード 978-4-86285-227-4
4-86285-227-0
税込価格 7,040円
頁数・縦 407P 23cm
シリーズ名 デカルト全書簡集

商品内容

要旨

本巻では1640年1月から1641年7月までの81通の書簡が扱われる。これらの書簡は、1640年春に書き上げた主著『省察』初版の出版(1641年8月)へ向け、草稿の回覧や、印刷・表題などの準備に奔走する姿、また『方法序説および三試論』をめぐる数学・自然学に関する多くの新旧学問論争の闘士としての姿など、形而上学・自然学にまたがったデカルトの円熟した思索活動の記録である。

目次

レギウスおよびエミリウスからデカルトへ・ユトレヒト・1640年1月―レネリ追悼演説、プレンピウスとレギウス、レギウスとヴォエティウス
デカルトからホイヘンスへ・サントポールト・1640年1月3日―スタンピウン=ワーセナール論争
ホイヘンスからデカルトへ・ハーグ・1640年1月8日―スタンピウン=ワーセナール論争
デカルトからメルセンヌへ・1640年1月29日―スタンピウンの奸計、落体と重力、白黒の大理石、衝撃の力、弓、紐と滑車、メイソニエ
デカルトからメイソニエへ・1640年1月29日―コナリオン、記憶に関わる形質
デカルトからワーセナールへ・ライデン・1640年2月1日―スタンピウン=ワーセナール論争(二項数から立方根を抽出する方法)
デカルトからホーヘランデへ・1640年2月8日―『イデア・マテマティカ』、数学における歴史と学知、コメニウスの『汎知学』
ホイヘンスからデカルトへ・ハーグ・1640年3月8日―「若い数学者」の『円錐曲線論』、或る奇跡譚
デカルトからメルセンヌへ・サントポールト・1640年3月11日―物体の衝撃、落下、速度、その他自然学の諸問題
デカルトからホイスヘンスへ・サントポールト・1640年3月12日―奇跡譚、望遠鏡作成、スタンピウン〔ほか〕

著者紹介

大西 克智 (オオニシ ヨシトモ)  
1970年生まれ。パリ第一大学哲学科博士課程。熊本大学准教授
津崎 良典 (ツザキ ヨシノリ)  
1977年生まれ。パリ第一大学哲学科博士課程。筑波大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)