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失われるのは、ぼくらのほうだ 自然・沈黙・他者

エコクリティシズム・コレクション

出版社名 水声社
出版年月 2016年4月
ISBNコード 978-4-8010-0140-4
4-8010-0140-8
税込価格 4,400円
頁数・縦 377P 20cm

商品内容

要旨

エコクリティシズムの視点から『自然』、『ウォールデン』、『砂の楽園』、『もののけ姫』、『東京漂流』、『椿の海の記』などをとりあげ、“自然/他者”と“自己”とのあり方を多面的に考察する。

目次

自然という他者―声と主体のゆくえ
第1部 失われるのは、ぼくらのほうだ(世界は残る…失われるのは、ぼくらのほうだ―“いま/ここ”の詩学へ
“風景以前”の発見、もしくは「人間化」と「世界化」
都市とウィルダネス―ボーダーランドとしての郊外
『もののけ姫』と野生の“言語”―自然観の他者論的転回)
第2部 自然というテクスト(自然のテクスト化と脱テクスト化―ネイチャーライティング史の一面
“風景”としてのネイチャーライティング
エマソン的“視”の問題―『自然』(一八三六年)再読
コンコードを“旅”するソロー―移動のレトリック
いま/ここの不在―発見の物語としての『ウォールデン』)
第3部 交感と世界化(遭遇、交感、そして対話―世界/自然とのコミュニケーションをめぐって
山犬をめぐる冒険―藤原新也における野性の表象
自然/野生の詩学―星野道夫+藤原新也
環境コミュニケーション論・覚書―交感と世界化
風景の問題圏)

著者紹介

野田 研一 (ノダ ケンイチ)  
1950年、福岡県に生まれる。立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科教授。専門はアメリカ文学/文化、環境文学研究、環境コミュニケーション論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)