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関係人口をつくる 定住でも交流でもないローカルイノベーション

出版社名 木楽舎
出版年月 2017年10月
ISBNコード 978-4-86324-118-3
4-86324-118-6
税込価格 1,540円
頁数・縦 255P 19cm

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要旨

本格的な人口減少時代を迎えた日本。とりわけ地方での減少は深刻であり、2040年までに全国の市町村の約半数が「消滅」の危険性があるという、いわゆる「増田レポート」は社会に衝撃を与えた。だが、ここにきて新たな「人口」の考え方が登場してきた。「関係人口」である。地方に住んだり、交流や観光で滞在するだけでなく、関心を持ち、離れた場所にいても現地と何らかのかたちで関係性を持ち続ける人たちのことだ。関係人口がその地域の特産品を購入したり、振興のアイデアを出すことで地域は活性化しうる。本書では、総務省の研究会などでも注目される関係人口のコンセプトやその背景などを解説するとともに、関係人口を増やす取り組みの一つである、島根県と雑誌「ソトコト」のコラボによる「しまコトアカデミー」を詳しく紹介する。著者は島根県浜田市出身。山陰中央新報社で報道記者をした後、地方(島根)を拠点とする「ローカルジャーナリスト」として活動。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2017年12月22日]

商品内容

要旨

人口減少地域を救う新しいキーワードは「関係人口」だ!

目次

第1章 いまなぜ関係人口なのか
第2章 関係人口ってなんだろう?
第3章 関係案内所しまコトアカデミー
第4章 メイン講師指出一正さん―ソトコト編集長が関わるワケ
第5章 企画運営藤原啓さん―地元シンクタンクの“賭け”
第6章 メンター三浦大紀さん―人をつなげる魔法
第7章 主催 島根県“過疎先進県”の意地
第8章 関係人口のつくり方

著者紹介

田中 輝美 (タナカ テルミ)  
ローカルジャーナリスト。島根県浜田市出身。大阪大学文学部卒業後、山陰中央新報社に入社し、報道記者として、政治、医療、教育、地域づくり、定住・UIターンなど幅広い分野を担当。琉球新報社との合同企画「環りの海―竹島と尖閣」で2013年日本新聞協会賞受賞。2014年秋、同社を退職して独立、島根を拠点に活動している。第11回ロハスデザイン大賞2016ヒト部門で大賞受賞。著書に『地域ではたらく「風の人」という新しい選択』(ハーベスト出版、第29回地方出版文化功労賞受賞)『ローカル鉄道という希望―新しい地域再生、はじまる』(河出書房新社、第42回交通図書賞奨励賞受賞)など。2017年、大阪大学人間科学研究科修士課程修了。一般財団法人・日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)の運営委員も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)