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サドと二十世紀

出版社名 水声社
出版年月 2019年1月
ISBNコード 978-4-8010-0365-1
4-8010-0365-6
税込価格 8,800円
頁数・縦 488P 22cm

商品内容

要旨

思想家・作家としての「サド」よりも、悪としてのサディズムのみに着目していた19世紀を経て、20世紀、思想家たちはどのようにサドを捉えたか?ロラン・バルトの高弟にして、アンドレ・ジッド研究の泰斗による、サドをめぐる20世紀思想史。

目次

第1部 サド的主体の創設―アドルノ、クロソフスキー、バタイユ、ブランショ(サドの恐怖政治
現代的主体としてのサド
モーリス・ブランショとサド的否定)
第2部 サド的主体との対話―フーコー、ラカン、ドゥルーズ(フーコー―サドと語る現代の譫言
ラカンとサド的なもの
ザッヘル=マゾッホ、ドゥルーズの策略)
第3部 サド的主体の利用―クロソフスキー、ソレルス、バルト(ピエール・クロソフスキー、二乗にされたサド
フィリップ・ソレルスをつうじてサドを書く
ロラン・バルトとサド的中性)
エピローグ パゾリーニ、ブランショ、レヴィナス

著者紹介

マルティ,エリック (マルティ,エリック)   Marty,´Eric
1955年、パリに生まれる。パリ第七大学教授、批評家、エッセイスト
森井 良 (モリイ リョウ)  
1984年、千葉県に生まれる。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了、パリ第七大学博士課程修了(博士)。現在、早稲田大学文学学術院講師。専攻、二十世紀フランス文学。主な著書に、小説「ミックスルーム」(第一一九回文學界新人賞佳作)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)