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カール・レンナー入門

出版社名 成文社
出版年月 2020年7月
ISBNコード 978-4-86520-050-8
4-86520-050-9
税込価格 1,980円
頁数・縦 174P 20cm

商品内容

要旨

改良主義、日和見主義「国父」レンナーを突き放して、冷徹な分析のメスを振るう。オーストリアを1918年と1945年の二度にわたり「建国」したカール・レンナーは、死後70年の現在も評価と批判が交錯する人物でもある。オーストリアの抱える『あいまいさ』―ナチから解放された国であるとともに、ナチとともに犯した加害を忘れた国―を作り出したのはレンナーではないか、と著者は鋭く迫る。しかし、併載のツヴァンダーによる記事は、最近の筆者の微妙な評価変更を示唆する。

目次

1 カール・レンナーという人物の重要性
2 民族を問う
3 法を問う
4 国家を問う
5 民主主義を問う
6 受動あるいは日和見主義と国内亡命
7 国父
8 レンナー 社会民主主義者の一つの類型
9 レンナー オーストリア人の一つの類型
付論 ヴォルフガング・ツヴァンダー「国父カール」

著者紹介

青山 孝徳 (アオヤマ タカノリ)  
1949年生まれ。1980年名古屋大学大学院経済学研究科博士課程単位取得により退学。ドイツ、オーストリア社会思想史研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)