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現代美術の誕生と変容

現代美術スタディーズ

出版社名 水声社
出版年月 2022年7月
ISBNコード 978-4-8010-0646-1
4-8010-0646-9
税込価格 4,400円
頁数・縦 328P 22cm

商品内容

要旨

はじまりは、“絵画が、自らの物質的性格を露わにし始めたこと”。20世紀後半から21世紀初頭までの美術の変転を物質性、自律性、独創性、現実性の四つの視点から読みとき、それに関わる作家、作品を詳述する。

目次

第1章 絵画の転位―戦後の十年間
第2章 消える境界―五〇年代から六〇年代へ
第3章 拡大した美術概念―六〇年代の海外
第4章 多層化と拡散する美術思考―六〇年代の個別性
第5章 物質の侵略と離反―七〇年代
第6章 多元化の浸透―八〇年代を中心に
第7章 九〇年代から現在へ
第8章 二十一世紀美術の葉脈

著者紹介

山梨 俊夫 (ヤマナシ トシオ)  
1948年、横浜市に生まれる。東京大学文学部美学芸術学科卒業。1977年から神奈川県立近代美術館に勤務し、2004年から2011年まで同館館長、2011年から2021年まで国立国際美術館館長を勤める。現在、社団法人全国美術館会議事務局長。主な展覧会企画に、「火と炎の絵画」展、「テオドール・ジェリコー」展、「視覚の魔術」展、「自然と人生」展、「ミケル・バルセロ」展など多数。主な著書には、『絵画の身振り』(昭森社、1990年、第二回倫雅美術奨励賞/ブリュッケ、2018年)、『風景画考I〜III』(ブリュッケ、2016年、第六七回芸術選奨文部科学大臣賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)