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異世界への憧憬 ヒエロニムス・ボスの三連画を読み解く

出版社名 ありな書房
出版年月 2023年2月
ISBNコード 978-4-7566-2384-3
4-7566-2384-0
税込価格 5,280円
頁数・縦 350P 22cm

商品内容

要旨

“魔”の匠ヒエロニムス・ボスが、婚礼を言祝ぐ“快楽の園”に、浄罪の苦しみの“快楽の園”に、化生のものたちが招く“聖アントニウスの誘惑”に、地獄へと堕ちる魂の“最後の審判”に、贖罪と救済の“干草車”に、生と死、快と苦、仁と化、実と虚が織りなす薔薇色の、天使的な楽園幻想の姿を視覚化する!

目次

プロローグ “魔”の世界へ
第1章 時代の寵児か異端者か―ヒエロニムス・ボスという画家
第2章 神の視線が意味するもの―婚礼画としての“快楽の園”
第3章 浄罪か永劫の苦しみか―“快楽の園”の右翼パネルが示すもの
第4章 魔物はどこから―リスボンの“聖アントニウスの誘惑”
第5章 誰のための「審判」か―ウィーンの“最後の審判”
第6章 人の罪を描く―“干草車”に示された贖罪と救済への道
エピローグ “魔”の世界から

著者紹介

木川 弘美 (キガワ ヒロミ)  
清泉女子大学文学部教授/ネーデルラント美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)