• 本

変声譚

水声文庫

出版社名 水声社
出版年月 2024年7月
ISBNコード 978-4-8010-0816-8
4-8010-0816-X
税込価格 3,080円
頁数・縦 278P 20cm

商品内容

要旨

月の光に酔うことはあるのだろうか。声の変幻にみちた連作36編のつどい。グレン・グールド、ペコちゃん、カマキリ、石ころ、付箋…誰が話しているのか?

目次

月光の仕事
1(亀とカマキリと―Nが語る
あの少年のことなら、よく覚えている―カマキリが語る ほか)
2(コンブさんのこと―Nが語る
かーやんは、こんな人だった―牧師Yが語る ほか)
3(明日の天気が気になるぜ―沖縄名護湾の男二人が語る
二十歳のカーニバル―Nが語る ほか)
4(悪霊封じ、ひーふーみー、よいむなやー―D大学を定年退職したSが語る
何たる醜態、痴態であったことか―インド更紗が語る ほか)
5(兄弟と少女と、パンデミックと―翻訳家Tが語る
ソンザ、イノコドクってどういう意味―不二家の店頭人形ペコちゃんが語る ほか)

著者紹介

中村 邦生 (ナカムラ クニオ)  
1946年、東京都に生まれる。小説家。「冗談関係のメモリアル」で第七七回『文學界』新人賞受賞。「ドッグ・ウォーカー」で第一一二回、「森への招待」で一一四回芥川賞候補(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)