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藤田嗣治作品をひらく 旅・手仕事・日本

出版社名 名古屋大学出版会
出版年月 2008年5月
ISBNコード 978-4-8158-0588-3
4-8158-0588-1
税込価格 5,720円
頁数・縦 511,67P 22cm

商品内容

文学賞情報

2009年 第14回 日本比較文学会賞受賞
2008年 第30回 サントリー学芸賞・芸術・文学部門受賞

要旨

パリ、ニューヨーク、サンパウロ、北京…異文化を放浪して藤田が追い求めたものは何か。絵画にとどまらず、写真、映像、装丁、衣装にいたるまで、その豊穣な創作活動を徹底検証。多数の図版掲載を実現し、作品から画家に迫った意欲作。

目次

第1部 見出されたパリ(パリ美術界と出会う
パリ風景を描く
初めてのブックワーク)
第2部 乳白色の裸婦と手仕事(新しい裸婦像の確立
「乳白色の下地」の下地
二枚の「私の部屋」
ベルギーでの名声)
第3部 パリの日本人美術家(パリで日本イメージを求められる
パリの「現代日本美術」展と藤田
増加するパリの日本人美術家のなかで
パリでの壁画制作と日本の表象)
第4部 旅する画家(多文化との出会いと壁画制作の実践
壁画から戦争画へ
「玉砕図」というフィクションへ
アメリカン・コネクション)
「二重亡命者」としての晩年

出版社
商品紹介

多文化・多分野を越境する創造者・藤田嗣治の、驚くべき豊穣な創作活動の展開を、多数の図版とともに跡づけた初の本格的作品研究。

著者紹介

林 洋子 (ハヤシ ヨウコ)  
1965年京都市に生まれる。東京大学文学部卒業・同大学院修了、パリ第一大学文学博士。東京都現代美術館学芸員を経て、京都造形芸術大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)