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〈民主政治〉の自由と秩序 マレーシア政治体制論の再構築

出版社名 京都大学学術出版会
出版年月 2010年3月
ISBNコード 978-4-87698-939-3
4-87698-939-7
税込価格 4,400円
頁数・縦 298P 23cm

商品内容

文学賞情報

2011年 第27回 大平正芳記念賞受賞

要旨

政治的権利を制限する法はどう作られ、運用されるのか。1969年以後のマレーシアの主要な立法過程とその運用を追跡し箍をはめ合う“民主政治”の実像を描き出す。

目次

序章 マレーシアの政治体制をどのように見るか?
第1章 協議・相互主義的制度から見るマレーシア―先行研究の整理と本書の主張
第2章 マレーシア政治史の概観
第3章 1971年憲法(修正)法―民族的属性に由来する権利をめぐる取引
第4章 1981年、1983年結社法(修正)法―新興主体NGOの制御と包摂
第5章 1986年国家機密法(修正)法―開発の時代の情報公開
第6章 1987年印刷機・出版物法(修正)法/1988年憲法(修正)法―自由主義制度と競争的政治過程の抑制
第7章 国家経済諮問評議会の成立―長期経済計画の協議的な決め方の制度化
終章 結論―協議・相互主義的制度から見たマレーシア

出版社
商品紹介

なぜマレーシアの政治体制は持続的たりうるのか。1971年以降の法制定過程とその運用を分析し,同国政治体制論の再構築を試みる。

著者紹介

鈴木 絢女 (スズキ アヤメ)  
1977年神奈川県生まれ。2000年慶應義塾大学法学部卒業。2007年東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。2008年博士(学術)取得。現在、日本学術振興会特別研究員(PD)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)