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近世米市場の形成と展開 幕府司法と堂島米会所の発展

出版社名 名古屋大学出版会
出版年月 2012年2月
ISBNコード 978-4-8158-0692-7
4-8158-0692-6
税込価格 6,600円
頁数・縦 403P 22cm

商品内容

文学賞情報

2012年 第55回 日経・経済図書文化賞受賞

要旨

日次データによる大坂米相場の復元により、効率的な価格形成の具体的様相と、そのダイナミックな地方への波及過程を解明、幕府の米切手政策を軸に、世界的先駆をなす市場の成立を新たな水準で描き出す。幕府の政策を失敗とのみ位置づけた従来の評価を覆し、近世市場の達成を示した画期的成果。

目次

幕藩体制下における米市場
第1部 領主米市場の形成(幕府直轄米市場の成立
大坂米市場の制度的基礎)
第2部 幕藩領主と大坂米市場(米価統制策の再検討
米切手統制策の再検討
大坂米市場と大名財政)
第3部 近世社会と相場情報(大坂米市場の効率性
幕府直轄米市場の連動と統合)
近世社会における市場の論理

著者紹介

高槻 泰郎 (タカツキ ヤスオ)  
1979年東京都に生まれる。2010年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。東京大学大学院経済学研究科助教を経て、神戸大学経済経営研究所講師、博士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)