凱旋門と活人画の風俗史 儚きスペクタクルの力
講談社選書メチエ 660
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 2017年9月 |
ISBNコード |
978-4-06-258663-4
(4-06-258663-0) |
税込価格 | 2,035円 |
頁数・縦 | 325P 19cm |
商品内容
文学賞情報 |
2018年
第40回
サントリー学芸賞・芸術・文学部門受賞 |
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要旨 |
古代の形に倣うように、ルネサンス期に甦る仮設建築の凱旋門。それは人市式における君主の壮麗な行列を迎える舞台として、またメッセージを伝える大道具として機能し、さらに「生きた人間による絵画」の展示を加えて、壮大な演劇的空間を作り出した。束の間の宮廷祝祭を彩った凱旋門と活人画は、その後、別々の道を歩む。国民国家の記憶装置としての凱旋門、上流社会の娯楽としての活人画、そして明治日本にも伝来し変容してゆく見世物としての歴史をたどる。 |
目次 |
第1章 ルネサンスのハリボテ凱旋門 |
おすすめコメント
ルネサンス宮廷に甦った凱旋門と活人画。人々の耳目を惹いた束の間のスペクタクルは、その後の文化史上どんな流れをたどったのか。