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守教 下

出版社名 新潮社
出版年月 2017年9月
ISBNコード 978-4-10-331424-0
4-10-331424-9
税込価格 1,760円
頁数・縦 339P 20cm
シリーズ名 守教

商品内容

文学賞情報

2018年 第52回 吉川英治文学賞受賞
2018年 第24回 中山義秀文学賞受賞

要旨

教えを棄てた。そう偽り、信念を曲げず、隠れ続けたキリシタンたち。密告の恐怖。眼前でおこなわれる残虐な処刑。なんのために、信じているのか?そう迷うこともあった。だが。九州のその村には、おびえながらも江戸時代が終わるまで決して逃げなかった者たちがいた。隠れ、そして信じ続けた者たちがいた。いままで誰も描きえなかった美しく尊い魂の記録。慟哭の隠れキリシタン秘史。

おすすめコメント

開国まで隠れ続けたキリシタンの村。信じている、とつぶやくことさえできなかった人間たちの魂の叫びがここに甦る。慟哭の歴史巨編!

著者紹介

帚木 蓬生 (ハハキギ ホウセイ)  
1947年、福岡県生れ。東京大学仏文科卒業後、TBSに勤務。2年で退職し、九州大学医学部に学ぶ。現在は精神科医。1993年『三たびの海峡』で吉川英治文学新人賞、1995年『閉鎖病棟』で山本周五郎賞、1997年『逃亡』で柴田錬三郎賞、2010年『水神』で新田次郎文学賞、2011年『ソルハ』で小学館児童出版文化賞、2012年『蝿の帝国―軍医たちの黙示録』『蛍の航跡―軍医たちの黙示録』の二部作で日本医療小説大賞、2013年『日御子』で歴史時代作家クラブ賞作品賞をそれぞれ受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)