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イニシエーション・ラブ

文春文庫 い66−1

出版社名 文藝春秋
出版年月 2007年4月
ISBNコード 978-4-16-773201-1
4-16-773201-7
税込価格 715円
頁数・縦 271P 16cm

e-hon夏の100冊 おすすめコメント

衝撃のラストといえばこれ!平成の2度読みの名作と言ってもいいでしょう。最後のページを読んだ後、すぐに最初から読み返してしまう衝動、ぜひ味わってみてください。(2016年7月)

書店レビュー 総合おすすめ度: 全4件

  • 青春時代でした。

    50歳前後の方はどストライクです、読んで思い当たるような事が必ずあるのではないですか?私もこの世代として共感できましたがただ言えることは悪者は「鈴木辰也」ただ一人です。このことだけは決して間違わないように。それでも好意を持たすような演出には乾先生の描写の素晴らしさがあるからでしょう。

    (2015年6月7日)

  • 「必ず二回読みたくなる」「最後から二行目で物語がひっくり返る」などの煽り文句に、騙されてなるものかと注意深く読み始めたもののあまりにも甘酸っぱすぎる恋愛小説っぷりにこれがミステリー小説であることも忘れて没頭。
    そして突然のラスト二行のセリフに「???!!」なるほど二度読みたくなるよコレハ。

    (2013年9月17日)

  • 私には、あとがきや解説から読んでしまうクセがある。ただこの話だけは本編から読んで驚こうと決めていました。そして読み終えた後、それが間違いではなかったと強く思う。ラスト2行目のオチにはかなり前から気付いていたが、それでも読ませてしまう絶妙な青春恋愛小説であり、ミステリでもある。そして著者の狙い通り、読み返しさせられました。(高)

    (2009年10月2日)

  • 必ず読み返したくなる小説

    必ず読み返したくなる小説」「最後から二行目で物語がひっくりかえる」などの煽り文句に反抗心を燃やし購入しました。とにかく最後から二行目にかなりの衝撃があるらしいので、それ知りたさに、ついでに言えば、どんな結末でも驚かないよう、色んなトリックの可能性を考えながらねちっこく読み進めたのですが、やっぱり最後から二行目に「ああああ!」と思いました。そして悔しがりつつ読み返し。はっきり言って、最後から二行目になにかがあると知っていなければ、読んでいてつまんない小説です。しかし衝撃のラストの後、思い返してみると、あれもこれも、あああれも…!という感じに、すべてがつながってくるからビックリです。「人にすすめたくなる本」というのも、頷けます。お前もひっかかってみな!なノリで押しつけたくなるんですよね〜。

    (2009年8月27日)

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商品内容

要旨

僕がマユに出会ったのは、代打で呼ばれた合コンの席。やがて僕らは恋に落ちて…。甘美で、ときにほろ苦い青春のひとときを瑞々しい筆致で描いた青春小説―と思いきや、最後から二行目(絶対に先に読まないで!)で、本書は全く違った物語に変貌する。「必ず二回読みたくなる」と絶賛された傑作ミステリー。

おすすめコメント

僕がマユに出会ったのは代打で出た合コンの席。やがて僕らは恋に落ちて……。「必ず2回読みたくなる」と評された驚愕のミステリー。

著者紹介

乾 くるみ (イヌイ クルミ)  
1963年、静岡県生まれ。静岡大学理学部数学科卒業。98年『Jの神話』で第4回メフィスト賞を受賞して作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)