蜩ノ記
出版社名 | 祥伝社 |
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出版年月 | 2011年11月 |
ISBNコード |
978-4-396-63373-8
(4-396-63373-4) |
税込価格 | 1,760円 |
頁数・縦 | 327P 20cm |
書店レビュー
総合おすすめ度:
全2件
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蜩ノ記
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おすすめ度
- ほんのいえ宮脇書店越谷店 (埼玉県越谷市)
今回の直木賞受賞作はいっそうに注目を浴びている。抜きん出た評価で、スポットがあたっている。主人公は家譜編纂と10年後に切腹を命じられたひとりの男。幽閉先の山間の静けさの中、時は流れていく。限られた時間と命のなかで、気高く生きる。生きることへの問いかけが伝わってくる。心静かに読むうちに、涙をそそられる時代小説である。
(2012年1月29日)
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祝直木賞!
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おすすめ度
- けやき書房 (大阪府堺市中区)
装丁や出だしから古風で地味な時代小説と思っていました。が、登場人物がすべて真面目、清々しい。陳腐な言い方ですが、泣けます。
(2012年1月18日)
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おすすめ度
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商品内容
文学賞情報 |
2011年
第146回
直木賞受賞 |
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要旨 |
豊後・羽根藩の奥祐筆・檀野庄三郎は、城内で刃傷沙汰に及んだ末、からくも切腹を免れ、家老により向山村に幽閉中の元郡奉行・戸田秋谷の元へ遣わされる。秋谷は七年前、前藩主の側室と不義密通を犯した廉で、家譜編纂と十年後の切腹を命じられていた。庄三郎には編纂補助と監視、七年前の事件の真相探求の命が課される。だが、向山村に入った庄三郎は秋谷の清廉さに触れ、その無実を信じるようになり…。命を区切られた男の気高く凄絶な覚悟を穏やかな山間の風景の中に謳い上げる、感涙の時代小説。 |
出版社 商品紹介 |
生きるとは…。命を区切られた男の気高く凄絶な覚悟を穏やかな山間の風景の中に謳い上げる、感涙の時代小説。 |
出版社・メーカーコメント
鳴く声は、いのちの燃える音に似て── 幽閉先での家譜編纂(へんさん)と十年後の切腹を命じられた男。何を思い、その日に向かって生きるのか? 心ふるわす傑作時代小説! 命を区切られたとき、人は何を思い、いかに生きるのか? 豊後(ぶんご)・羽根(うね)藩の奥祐筆(おくゆうひつ)・檀野庄三郎(だんのしょうざぶろう)は、城内で刃傷(にんじょう)沙汰に及んだ末、からくも切腹を免れ、家老により向山村(むかいやまむら)に幽閉中の元郡(こおり)奉行・戸田秋谷(とだしゅうこく)の元へ遣わされる。秋谷は7年前、前藩主の側室と不義密通を犯した廉(かど)で、家譜編纂(へんさん)と10年後の切腹を命じられていた。庄三郎には編纂補助と監視、7年前の事件の真相探求の命(めい)が課される。だが、向山村に入った庄三郎は秋谷の清廉(せいれん)さに触れ、その無実を信じるようになり……。命を区切られた男の気高く凄絶な覚悟を穏やかな山間(やまあい)の風景の中に謳(うた)い上げる、感涙の時代小説!