永遠の0
出版社名 | 太田出版 |
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出版年月 | 2006年8月 |
ISBNコード |
978-4-7783-1026-4
(4-7783-1026-8) |
税込価格 | 1,760円 |
頁数・縦 | 445P 20cm |
書店レビュー
総合おすすめ度:
全3件
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永遠の0
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- ほんのいえ宮脇書店越谷店 (埼玉県越谷市)
まさに感動の一冊である。絶対に生きて帰ると約束した男が、なぜ特攻で死んだのか。物語は戦後60年を経て、記憶の断片をつなぎあわせていく生き残りの元兵士の言葉でつづられていく。読んでいて胸が詰まり、時に辛くさえなるほどの戦争のリアルを詰め込んで、作家百田尚樹は読み物として見事に作り上げた。戦争体験を直に聞くことが少なくなった今、現代人が平和ボケにならないためにも、知っておくべき過去の現実をこの物語から感じ取ることができる。
(2013年12月9日)
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生き様は人それぞれ、自分に正直でよい!
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- 井戸書店 (兵庫県神戸市須磨区)
その人の置かれた時代や環境に生き方は大きく左右されるのは否めませんが、「生」の本質的な意味を常に考え続け、ぶれない生き方を確立することを学びました。平和な時代に暮らすからこそ、「この幸せは、特攻隊のような男たちが尊い血を流したから」という事実を忘れてはなりません。書名には「さまざまな思いを永遠のゼロにするな!」という願いが込められていると信じています。
(2007年1月21日)
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こんな馬鹿げた作戦で若者たちの命を奪わねばならなかったのか!
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- けやき書房 (大阪府堺市中区)
孫がゼロ戦特攻した祖父のことを調べるというカタチで普通の戦記ものとは違う切り口になっている。ゼロ戦特攻員たちの純粋さと、軍幹部の無責任ぶりがが浮き上がり、こんな馬鹿げた作戦で若者たちの命を奪わねばならなかったのかという哀しみと怒りがこみあげる。
(2007年1月10日)
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商品内容
要旨 |
日本軍敗色濃厚ななか、生への執着を臆面もなく口にし、仲間から「卑怯者」とさげすまれたゼロ戦パイロットがいた…。人生の目標を失いかけていた青年・佐伯健太郎とフリーライターの姉・慶子は、太平洋戦争で戦死した祖父・宮部久蔵のことを調べ始める。祖父の話は特攻で死んだこと以外何も残されていなかった。元戦友たちの証言から浮かび上がってきた宮部久蔵の姿は健太郎たちの予想もしないものだった。凄腕を持ちながら、同時に異常なまでに死を恐れ、生に執着する戦闘機乗り―それが祖父だった。「生きて帰る」という妻との約束にこだわり続けた男は、なぜ特攻を志願したのか?健太郎と慶子はついに六十年の長きにわたって封印されていた驚愕の事実にたどりつく。はるかなる時を超えて結実した過酷にして清冽なる愛の物語。 |
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おすすめコメント
「生きて妻のもとへ帰る」 日本軍敗色濃厚ななか、生への執着を臆面もなく口にし、仲間から「卑怯者」とさげすまれたゼロ戦パイロットがいた……。 人生の目標を失いかけていた青年・佐伯健太郎とフリーライターの姉・慶子は、太平洋戦争で戦死した祖父・宮部久蔵のことを調べ始める。祖父の話は特攻で死んだこと以外何も残されていなかった。 元戦友たちの証言から浮かび上がってきた宮部久蔵の姿は健太郎たちの予想もしないものだった。凄腕を持ちながら、同時に異常なまでに死を恐れ、生に執着する戦闘機乗りーーそれが祖父だった。「生きて帰る」という妻との約束にこだわり続けた男は、なぜ特攻に志願したのか? 健太郎と慶子はついに六十年の長きにわたって封印されていた驚愕の事実にたどりつく。はるかなる時を超えて結実した過酷にして清冽なる愛の物語!