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容疑者Xの献身

文春文庫 ひ13−7

出版社名 文藝春秋
出版年月 2008年8月
ISBNコード 978-4-16-711012-3
4-16-711012-1
税込価格 803円
頁数・縦 394P 16cm

e-hon夏の100冊 おすすめコメント

天才物理学者湯川学(通称ガリレオ)が主人公の東野圭吾シリーズ作品の中で最高傑作と称される直木賞受賞作。論理的、感情的伏線が入り混じる展開に時間を忘れ引き込まれます。
映画も秀逸で、本を読んだ後に、映像でも衝撃のラストを味わうことをおすすめします。(2016年7月)

商品内容

要旨

天才数学者でありながら不遇な日日を送っていた高校教師の石神は、一人娘と暮らす隣人の靖子に秘かな想いを寄せていた。彼女たちが前夫を殺害したことを知った彼は、二人を救うため完全犯罪を企てる。だが皮肉にも、石神のかつての親友である物理学者の湯川学が、その謎に挑むことになる。ガリレオシリーズ初の長篇、直木賞受賞作。

おすすめコメント

東野さんが「自分が今まで書いてきた作品の中でまちがいなくベスト5に入る」と語る長篇ミステリーがいよいよ刊行です。高校の数学教師・石神は、アパートの隣人で弁当屋に勤める花岡靖子を密かに思っていた。靖子と娘が前夫を殺害してしまったと知った彼は二人に力を貸すと申し出る……。担当編集者も連載中最後まで、石神がどういうトリックを仕掛けたか予想すら出来ませんでした。男が愛のためにどんなに大きな犠牲を払ったか。その結末に涙せずにはいられません。(HT)

著者紹介

東野 圭吾 (ヒガシノ ケイゴ)  
1958年、大阪生まれ。大阪府立大学電気工学科卒。エンジニアとして勤務しながら、1985年、「放課後」で第31回江戸川乱歩賞受賞。1999年、「秘密」で第52回日本推理作家協会賞受賞。2006年、「容疑者Xの献身」で第134回直木賞受賞。同書は第6回本格ミステリ大賞、2005年度の「週刊文春ミステリーベスト10」「このミステリーがすごい!」「本格ミステリ・ベスト10」各第1位にも輝いた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)