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怒り 上

中公文庫 よ43−2

出版社名 中央公論新社
出版年月 2016年1月
ISBNコード 978-4-12-206213-9
4-12-206213-6
税込価格 660円
頁数・縦 310P 16cm
シリーズ名 怒り

e-hon夏の100冊 おすすめコメント

いつも側にいるその人が、一体何者なのかわからなくなったとき。
「信じるか信じないか。目の前にいるその人に、わたしは裏切られている?」
自分の心が相手を作り上げて、自分の中に存在させていることの脆さに愕然とします。
そして一方で、疑い得ない信頼と相手への思いや絆の深さを感じたとき涙があふれてきました。(2016年7月)

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 上下2冊読みごたえあり!

    吉田修一の作品は映像化にすぐれている作品だ。悪人に続きこちらも映画化されることとなりヒット間違いなし!身近に殺人指名手配犯と似た人物がいたらあなたはどうしますか、それぞれの思いが交錯し最悪の結末を迎える?

    (2016年2月24日)

商品内容

要旨

若い夫婦が自宅で惨殺され、現場には「怒」という血文字が残されていた。犯人は山神一也、二十七歳と判明するが、その行方は杳として知れず捜査は難航していた。そして事件から一年後の夏―。房総の港町で働く槇洋平・愛子親子、大手企業に勤めるゲイの藤田優馬、沖縄の離島で母と暮らす小宮山泉の前に、身元不詳の三人の男が現れた。

おすすめコメント

整形した殺人犯・山神はどこに? 房総の港町で暮らす愛子、東京で広告の仕事をする優馬、沖縄の離島へ引越した泉の前に、それぞれ前歴不詳の男が現れる。

著者紹介

吉田 修一 (ヨシダ シュウイチ)  
1968年長崎県生まれ。97年、「最後の息子」で文學界新人賞を受賞、作家デビュー。2002年『パレード』で山本周五郎賞、『パーク・ライフ』で芥川賞、07年『悪人』で毎日出版文化賞と大佛次郎賞、10年『横道世之介』で柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)