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読み解き「般若心経」

朝日文庫 い55−3

出版社名 朝日新聞出版
出版年月 2013年8月
ISBNコード 978-4-02-264713-9
4-02-264713-2
税込価格 550円
頁数・縦 228P 15cm

商品内容

要旨

寝たきりの母、病をかかえて残される孤独な父。そして父母の介護と看取りのなかで、娘が出会ったのは、日々の暮らしに結びついたお経だった。苦しみを癒やす、般若心経、白骨、観音経、法句経、地蔵和讃…。詩人の技を尽くして画期的な現代語に訳す。

目次

読み解き「懺悔文」―女がひとり、海千山千になるまで
読み解き「香偈」「四奉請」―おはいりください
読み解き「般若心経」―負うた子に教えられ
新訳「般若心経」
読み解き「発願文」―忘れること忘れないこと
読み解き「大地の歌」―浄土をさがして
読み解き「ひじりたちのことば」―いぬの話
読み解き「白骨」―ほらほらこれがぼくの骨だ
読み解き「観音経」―あなたにはかんのんがいる
読み解き「地蔵和讃」―母が死んで、父が残った
読み解き「七仏通戒偈」「無常偈」―いつか死ぬ、それまで生きる
読み解き「四弘誓願」―ぼんのうはつきません。あとがきにかえて

著者紹介

伊藤 比呂美 (イトウ ヒロミ)  
1955年東京都生まれ。詩人。青山学院大学入学後、詩を書き始め、78年現代詩手帖賞を受賞してデビュー。99年『ラニーニャ』で野間文芸新人賞、2006年『河原荒草』で高見順賞、07年『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』で萩原朔太郎賞、08年同作で紫式部文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)