• 本

生老病死

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2021年5月
ISBNコード 978-4-04-400654-9
4-04-400654-7
税込価格 1,540円
頁数・縦 245P 20cm

商品内容

要旨

超少子高齢化がすすみ、新奇なモラルや価値観がひろがるデジタル社会。そんな文明の十字路に、突如として得体の知れない新型コロナの禍が襲ってきた。私たちはどこへ向かうのか。いま見直すべき「日本」とは何なのか。谷崎潤一郎、正岡子規、柳田國男、西田幾多郎、鈴木大拙からハイデガー、レヴィ=ストロース、カズオ・イシグロ等まで、先達の思想と足跡に解決の糸口をさぐる。生き恥をさらすか、晩節を汚すか―日本を代表する宗教研究者が、みずからの心身に向き合いつつ、「その時」へと向かう日々のなかで綴る、円熟のエッセイ。

目次

1(息をのむ 日野原さんの天晴れ
二つの散り際 私の中の違和感 ほか)
2(先祖への敬愛が生んだリズム
死んで葬られる地上のカミガミ ほか)
3(ハートでもスピリットでもなく
「こころ」と「心」二つの大河の流れ ほか)
4(水の流れと化す 美しい動き
羽生選手 マイケル そして能 ほか)
5(妥協を許さない二つの美意識
信仰に映る国際性と自己凝視 ほか)
6(「安楽死」による最期に思う
先祖たちがつみあげてきたこと ほか)

出版社・メーカーコメント

昼寝三昧、妄想三昧、執筆三昧。 碩学がつむぐ円熟のエッセイ!「病から生還できたとしても、残された時間は少ないであろう」――いま、宗教研究の碩学が見つめる日本とは。九十歳、卒寿。 絶筆さえ予感させる驚きをもって結ばれた好評新聞連載、待望の書籍化。

著者紹介

山折 哲雄 (ヤマオリ テツオ)  
1931年生まれ。宗教研究者。東北大学文学部印度哲学科卒業。同大学文学部助教授、国立歴史民俗博物館教授、国際日本文化研究センター教授、同センター所長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)