商品内容
要旨 |
超少子高齢化がすすみ、新奇なモラルや価値観がひろがるデジタル社会。そんな文明の十字路に、突如として得体の知れない新型コロナの禍が襲ってきた。私たちはどこへ向かうのか。いま見直すべき「日本」とは何なのか。谷崎潤一郎、正岡子規、柳田國男、西田幾多郎、鈴木大拙からハイデガー、レヴィ=ストロース、カズオ・イシグロ等まで、先達の思想と足跡に解決の糸口をさぐる。生き恥をさらすか、晩節を汚すか―日本を代表する宗教研究者が、みずからの心身に向き合いつつ、「その時」へと向かう日々のなかで綴る、円熟のエッセイ。 |
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目次 |
1(息をのむ 日野原さんの天晴れ |
出版社・メーカーコメント
昼寝三昧、妄想三昧、執筆三昧。 碩学がつむぐ円熟のエッセイ!「病から生還できたとしても、残された時間は少ないであろう」――いま、宗教研究の碩学が見つめる日本とは。九十歳、卒寿。 絶筆さえ予感させる驚きをもって結ばれた好評新聞連載、待望の書籍化。