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恋文横丁八祥亭

小学館文庫 た41−1

出版社名 小学館
出版年月 2022年8月
ISBNコード 978-4-09-407172-6
4-09-407172-5
税込価格 616円
頁数・縦 202P 15cm

商品内容

要旨

渋谷恋文横丁跡近くに佇む居酒屋「八祥亭」。粋な大女将しのと料理上手な典子のもとに客が集まる。そんな店に今日も飛び込む「難」事件の数々。謎の多い常連の落語家が事件解決に動き出す…。「消えた銀二郎」資産家老人が失踪した裏に一本の電話。「魚定の源ちゃん」鮮魚店従業員が探す姉は人気のキャバ嬢に。「危うし中華共楽」繁盛していた町中華名店はなぜ閉店するのか。「猫のお菓子屋さん」小学生向けフードトラック店主の秘密とは。「ママの妹」婚約者が固く披露宴を拒む裏には何が?当代きっての人気落語家立川談四楼が贈る傑作人情事件簿!

出版社・メーカーコメント

渋谷裏町の居酒屋が舞台の人情事件簿! 人気落語家立川談四楼が描く人情事件簿!渋谷の恋文横丁近くに佇む居酒屋『八祥亭』。大女将の気っぷの良さと孫の若女将の愛嬌と料理に客が集まる。そんな店に飛び込んでくる「難」事件の数々。解決に動き出すのは常連の落語家八祥。そして彼の本当の姿とは……。第1話『消えた銀二郎』 松濤のお屋敷に住む資産家老人が失踪した。直前にかかってきた1本の電話。数十年前の悲恋が甦る……。第2話『魚定の源ちゃん』 若女将典子が仕入れている鮮魚店で働くベトナム人青年には、来日してキャバクラ嬢になった姉がいた。荒稼ぎを続けて店を転転とする姉の目的とは何なのか。第3話『危うし中華共楽』 町中華の名店「共楽」が閉店するという。大繁盛していたのになぜ?八祥は、事件のにおいを嗅ぎつける。第4話『猫のお菓子屋さん』 小学校付近にトラックで店を出す猫のぬいぐるみを着たお菓子屋さんが話題を呼ぶように。ある日典子はその秘密を知ってしまう。第5話 『ママの味』 結婚間近な青年は、婚約者が式を挙げたくないと言い出し困っていた。愛しあっているのに頑なに華燭の典を拒む彼女には、幸せになってはいけない理由があった。

著者紹介

立川 談四楼 (タテカワ ダンシロウ)  
1951年群馬県生まれ。1983年立川流落語会第一期真打となる。処女作「屈折十三年」で文壇デビュー。1990年初の小説集『シャレのち曇り』を刊行。以後落語家活動と並行して、TV、ラジオの出演、講演会等のほか、新聞、雑誌に連載エッセイやコラムを書き続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)