ストーリーが世界を滅ぼす 物語があなたの脳を操作する
出版社名 | 東洋経済新報社 |
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出版年月 | 2022年8月 |
ISBNコード |
978-4-492-44469-6
(4-492-44469-6) |
税込価格 | 2,200円 |
頁数・縦 | 268,47P 19cm |
商品内容
要旨 |
文明を築くのに一役を買ったストーリーテリング(物語化)。その伝統あるストーリーテリングが、近い将来文明を破壊するかもしれない。ストーリーテリング・アニマル(物語を語る動物)である私たち人間の文明にとって、ストーリー(物語)は必要不可欠な道具であり、数え切れない書物がストーリーの長所を賛美する。ところが、ストーリーテリングにはもはや無視できない悪しき側面がある。主人公と主人公に対立する存在、善と悪という対立を描きがちなストーリー。短絡な合理的思考を促しがちなストーリー。社会が成功するか失敗するかは、そうしたストーリーの悪しき側面をどう扱うかにかかっている。虚偽情報を流すキャンペーン、トライバリズム、陰謀論、フェイクニュースなど、SNSのような新テクノロジーがストーリーを拡散させ、事実と作り話を区別することはほとんど不可能になった。人間にとって大切な財産であるストーリーが最大の脅威でもあるのはなぜなのか、いったい何ができるのかを、説得力をもって明らかにする。 |
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目次 |
序章 物語の語り手を絶対に信用するな。だが私たちは信用してしまう |
出版社・メーカーコメント
人類の文明を築いた「物語」が世界を破壊している。「物語への異常な愛情」「ファクトレスネス化する社会」から身を守るための思考法