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サンダカン八番娼館 新装版

文春文庫 や4−8

出版社名 文藝春秋
出版年月 2008年1月
ISBNコード 978-4-16-714708-2
4-16-714708-4
税込価格 880円
頁数・縦 438P 16cm
シリーズ名 サンダカン八番娼館

商品内容

要旨

“からゆきさん”―戦前の日本で十歳に満たない少女たちが海外に身を売られ、南方の娼館で働かされていた。そうした女性たちの過酷な生活と無惨な境涯を、天草で出会ったおサキさんから詳細に聞き取り綴った、底辺女性史の名著新装版。東南アジアに散った女性たちの足跡をたどるルポルタージュ『サンダカンの墓』も収録。

目次

サンダカン八番娼館(底辺女性史へのプロローグ
偶然の邂逅―天草への最初の旅
二度めの旅へのためらい
おサキさんとの生活 ほか)
サンダカンの墓(サンダカンの墓
シンガポール花街の跡
平田ユキ女のこと
小川芙美の行方 ほか)

著者紹介

山崎 朋子 (ヤマザキ トモコ)  
1932(昭和7)年生まれ。福井県出身。福井大学学芸部二部修了後、小学校教師等を経て女性史研究に入る。1973年、『サンダカン八番娼館』(大宅壮一ノンフィクション賞受賞)で世評を得、以後「底辺女性史」を掘り起こす作品に力をこめた。海外売春婦より「青鞜」の評論家となった山田わかの人生をたどった『あめゆきさんの歌』、戦争の悲惨を描いた『鳴潮のかなたに』、『引き裂かれた人生』など。青春期、朝鮮青年との別れの体験から“アジア女性交流史”にも心を寄せ、『愛と鮮血―アジア女性交流史』『朝陽門外の虹―崇貞女学校の人びと』を書いている。自伝に『サンダカンまで』。児童文化研究家の夫・上笙一郎との共著に『日本の幼稚園』(毎日出版文化賞)『光ほのかなれども』(日本保育学会賞)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)