• 本

遠き落日 上

講談社文庫 わ1−53

出版社名 講談社
出版年月 2013年12月
ISBNコード 978-4-06-277695-0
4-06-277695-2
税込価格 957円
頁数・縦 369P 15cm
シリーズ名 遠き落日

商品内容

要旨

自堕落にして借金魔。しかし、その一方で、寝食を忘れるほど研究に没頭し、貧農の倅という出自の壁、幼少期の火傷によって負った左手のハンディ、日本人に対する西洋人の蔑視を撥ね除けた。偉人伝の陰で長く封印されていた野口英世の生身の姿を、見事に蘇らせた傑作伝記長編。第十四回吉川英治文学賞受賞作品。

出版社・メーカーコメント

渡辺淳一セレクション 巷間伝わる善人ではない。強烈なエゴイストだった。だからこそ惹かれる。人間・野口英世に。偉人伝では明かされることのなかった真実。自堕落にして借金魔。しかし、その一方で、寝食を忘れるほど研究に没頭し、貧農の倅という出自の壁、幼少期の火傷によって負った左手のハンディ、日本人に対する西洋人の蔑視を撥(は)ね除(の)けた。偉人伝の陰で長く封印されていた野口英世の生身の姿を、見事に蘇らせた傑作伝記長編。第十四回吉川英治文学賞受賞作品。

著者紹介

渡辺 淳一 (ワタナベ ジュンイチ)  
1933年北海道生まれ。札幌医科大学卒。整形外科医ののち、『光と影』で直木賞を受賞。’80年『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で吉川英治文学賞を受賞。作品は、医学を題材としたものから、歴史、伝記的小説、男と女の本質に迫る恋愛小説と多彩で、医学的な人間認識をもとに華麗な現代ロマンを描く作家として、文壇の第一線で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)