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月の輪草子

講談社文庫 せ1−78

出版社名 講談社
出版年月 2015年10月
ISBNコード 978-4-06-293119-9
4-06-293119-2
税込価格 583円
頁数・縦 186P 15cm

商品内容

要旨

崇拝する中宮定子を慰めるため「枕草子」では美しいことばかり描いた。智識と才気で紫式部と反発し合った清少納言も、いまは山の庵でひとり九十を迎える。自分の定命がわからないのも仏の慈悲。心には華やかな宮中での日々が甦る。九十歳の著者が九十歳の清少納言に乗り憑ってのモノローグ。著者渾身の意欲作。

おすすめコメント

崇拝する中宮定子を慰めるため「枕草子」では美しいことばかり描いた。智識と才気で紫式部と反発し合った清少納言も、いまは山の庵でひとり九十を迎える。自分の定命がわからないのも仏の慈悲。心には華やかな宮中での日々が甦える。九十歳の著者が九十歳の清少納言に乗り憑ってのモノローグ。著者畢生の意欲作。

著者紹介

瀬戸内 寂聴 (セトウチ ジャクチョウ)  
1922年徳島市に生まれる。東京女子大学卒業。’57年「女子大生・曲愛玲」で新潮社同人雑誌賞、’63年「夏の終り」で女流文学賞を受賞。’73年中尊寺で得度受戒。法名・寂聴。’74年京都・嵯峨野に寂庵を結ぶ。’87年より2005年まで岩手県天台寺住職。’92年「花に問え」で谷崎潤一郎賞、’96年「白道」で芸術選奨文部大臣賞を受賞。同年「源氏物語」現代語訳(全10巻)刊行開始。’97年文化功労者に選ばれる。2001年「場所」で野間文芸賞を受賞。’06年イタリアの国際ノニーノ賞を受賞。同年文化勲章を受章。’07年には徳島県県民栄誉賞を受賞。’11年「風景」で泉鏡花文学賞を受賞。’15年モラエス賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)