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忍者の誕生

出版社名 勉誠社
出版年月 2017年3月
ISBNコード 978-4-585-22151-7
4-585-22151-4
税込価格 3,960円
頁数・縦 305,15P 21cm

商品内容

要旨

忍者とは何か?「忍者」をモデルにした小説・マンガなどは多くあるが、実際の忍者たちはどのようなものだったのか。忍術書などから忍者の戦術・精神性を探り、日中における忍者(的な存在)にも言及する。また現代における「忍者像」はどのようにして形成され、中国・韓国などでどう受容されているのか。忍術書・忍具、アジア圏の忍者の小説・漫画なども紹介するとともに、現代でも衰えない人気を誇る「忍者」を解明する。

目次

第1部 「忍び」の成立と交流の歴史(日本における兵法の変容と忍術の成立
『孫子』と『万川集海』とを比較して
江戸時代の忍者と武士―『万川集海』巻第二・三に見る忍者の自己規定
壬辰戦争文献群における忍者―「伊賀の忍び」から石川五右衛門へ
忍者の精神と日本の心)
トークセッション 海峡をこえる忍者―日韓をつなぐ
第2部 「忍者」像の形成と現代文化(猿飛佐助と忍者像の変容
くのいちとは何か
大衆文学と忍者―貴司山治「忍術武勇伝」
忍者と動物―『NARUTO‐ナルト』と“日本らしさ”
司馬遼太郎の忍法小説―『梟の城』を中心に
反「日本文化論」としての忍者物―村山知義『忍びの者 序の巻』論
中国における忍者漫画アニメの受容とその影響―『NARUTO―ナルト』を中心に
韓国版忍者の誕生―「一枝梅」話を中心に)

著者紹介

吉丸 雄哉 (ヨシマル カツヤ)  
三重大学人文学部准教授。専門は日本近世文学
山田 雄司 (ヤマダ ユウジ)  
三重大学人文学部教授。専門は日本中世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)