• 本

21世紀の民俗学

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2017年7月
ISBNコード 978-4-04-400205-3
4-04-400205-3
税込価格 1,980円
頁数・縦 238P 19cm

商品内容

要旨

インターネット、スマホ、最新テクノロジーが神仏・祭り・習俗と絡みあう新世紀のリアルとは?新しいと思われていることが古いものに依存していて、古くさいと思われていたことが新しい流行の中にある―。柳田国男や宮本常一以来、不安定で流動的な現象の中にこそ日本人の変わらぬ本質を見てきた民俗学が、新時代に切り込む。

目次

ザシキワラシと自撮り棒
宇宙葬と星名の民俗学者
薬師如来と「ガルパンの聖地」
テクノロジーの残酷
景観認知症
文殊菩薩の化身たち
無音盆踊りの「風流」
ポケモンGOのフィールドワーク
祭の「機能美」と戦後建築
複数のアメリカ国歌〔ほか〕

おすすめコメント

自撮り棒、事故物件、宇宙葬、ホメオパシー、アニメ聖地巡礼……。21世紀日本の怪しげで曖昧な「リアル」の本質は、民俗学によってこそ浮かび上がるのではないか。明治大正の柳田国男以来、流行とテクノロジーの本質に切り込んできた方法論を手に、新世紀という「妖怪」に異色の民俗学者が切り込む。ネットで話題の「WIRED.jp」の好評連載がついに単行本化。

著者紹介

畑中 章宏 (ハタナカ アキヒロ)  
1962年、大阪生まれ。作家、民俗学者、編集者。近畿大学法学部卒業。『災害と妖怪』『津波と観音』(亜紀書房)など著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)