• 本

ショスタコーヴィチ 引き裂かれた栄光

出版社名 岩波書店
出版年月 2018年3月
ISBNコード 978-4-00-061258-6
4-00-061258-1
税込価格 3,850円
頁数・縦 398,43P 20cm

商品内容

要旨

ロシア音楽史の中で最も激しい毀誉褒貶にさらされる作曲家、ドミートリー・ショスタコーヴィチ。ロシア革命、大テロル、世界大戦、スターリン独裁など激動の20世紀ソ連に生きたこの芸術家は、どのようにして歴史の悲劇を生きのびたのか。音楽に秘められた彼の権力への抵抗のメッセージとは?ソ連崩壊後の最新の資料と解釈を踏まえた、権力と芸術をめぐる人間ドラマ。

目次

プロローグ
1 前衛としての栄光(誕生―一九〇六〜一九二七
前衛の青春―一九二七〜一九三二
岐路―一九三二〜一九三七)
2 二枚舌による抵抗―圧政と戦火の中で(大テロル、または失地回復―一九三七〜一九四一
戦争交響曲―一九四一〜一九四五
受難と歓喜―一九四五〜一九五三)
3 影との闘い、または贖罪(栄光との闘い―一九五三〜一九六八
内省と試練、または遺書としての音楽―一九六八〜一九七五)
エピローグ

おすすめコメント

ショスタコーヴィチの密かな権力への抵抗とは? 動乱と大粛清の時代のソ連を生きた作曲家の人間ドラマ。

著者紹介

亀山 郁夫 (カメヤマ イクオ)  
1949年生まれ。東京外国語大学外国語学部ロシヤ語学科卒業。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。専門はロシア文学・ロシア文化論。東京外国語大学教授、同学長などを経て、名古屋外国語大学学長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)