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川の光

中公文庫 ま49−1

出版社名 中央公論新社
出版年月 2018年5月
ISBNコード 978-4-12-206582-6
4-12-206582-8
税込価格 836円
頁数・縦 459P 16cm

商品内容

文学賞情報

2019年 第15回 酒飲み書店員大賞受賞

要旨

「ねえ、お兄ちゃん、川は眠らないのかな」「川は眠らないよ。いつもいつも流れつづけているんだ」―せせらぎに守られた川辺の暮らしは、突然の工事で終わりを告げる。新天地を求め旅に出たネズミ一家は、やがて大冒険をすることに―チッチが跳ね、タータが走り、タミーが飛び出す!島津和子氏によるイラスト多数収録。

おすすめコメント

暗渠化工事で川辺の棲みかを追われたネズミのタータ親子。夏の終わり、安住の地を求めて上流を目指す旅が始まる。彼らを待ち受ける幾多の試練や思いがけない出会い、はぐくまれる友情……。子どもから大人まで、あらゆる世代をとりこにした物語が、待望の文庫化!小さきものをこよなく愛する著者が、足元で脈動する世界の秘密を描き出した人気シリーズ第一弾。チッチが跳ね、タータが走り、タミーが飛び出す!島津和子氏による挿画も多数収録。

出版社・メーカーコメント

平和な川辺の暮らしは突然失われた。安住の地を求め、旅に出たチッチとタータを襲う試練、思いがけない出会い……小さなネズミ一家の大きな冒険譚!

著者紹介

松浦 寿輝 (マツウラ ヒサキ)  
1954年、東京都生まれ。詩人、小説家、批評家。88年に詩集『冬の本』で高見順賞、95年評論『エッフェル塔試論』で吉田秀和賞、2000年小説『花腐し』で芥川賞、05年『半島』で読売文学賞、15年『明治の表象空間』で毎日芸術賞、17年『名誉と恍惚』で谷崎潤一郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)