太平洋その深層で起こっていること
ブルーバックス B−2068
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 2018年8月 |
ISBNコード |
978-4-06-512870-1
(4-06-512870-6) |
税込価格 | 1,100円 |
頁数・縦 | 270P 18cm |
書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍 要旨 広さ、深さともに「世界一の海」である太平洋。大規模な海水の循環は気温や気候の安定に貢献しており、海底火山や海底プレートの移動は大地震の原因となる。このように陸地での私たちの生活にも密接に関わる太平洋だが、こうしたダイナミクスや深海での出来事などは一般に知られていないのではないか。本書では、海水、海流といった液体としての“柔らかい”太平洋と、海底の固体としての“堅い”太平洋の両面から、総体としての太平洋がどのように動いているかを科学的に解説。その上で、とくに「海底」の凹凸をなす海溝と火山をめぐるトピックスにスポットを当て、いまだ謎深いその実態に迫る。著者は東京大学名誉教授で理学博士。北海道大学教授、東京大学大気海洋研究所教授を歴任した。研究船や潜水船によるフィールド調査のベテランで、化学的手法による海洋研究のための乗船観測は合計で1740日にも及ぶという。 |
商品内容
要旨 |
宇宙飛行士が550人を数える時代に、1万m超の海溝底に到達したのは3人だけ!人類最後の秘境=深海底は、どんな世界で、何が起こっているのか?ハワイ島沖・水深1000mにひそむ火山の正体とは?古代天皇の名をもつ謎の海山群はなぜ生まれたのか?地球最深部からマグマを噴き出すホットスポットが移動する!?そして、マリアナ海溝の最下層に暮らす生物を襲う大異変とは?「最大にして最深の海」で繰り広げられるおどろきの地球史! |
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目次 |
第1部 太平洋とはどのような海か(「柔らかい」太平洋―広大な海を満たす水の話 |
おすすめコメント
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