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戦争と図書館 英国近代日本語コレクションの歴史

出版社名 勉誠社
出版年月 2018年11月
ISBNコード 978-4-585-20066-6
4-585-20066-5
税込価格 4,180円
頁数・縦 289,7P 20cm

商品内容

要旨

第二次世界大戦で戦火を交えた英国と日本。その不幸な出来事の結果として英国の近代日本語コレクションは戦後急速に成長し、英国図書館、ロンドン大学東洋アフリカ学院図書館、ケンブリッジ大学図書館そしてオックスフォード大学ボードリアン日本研究図書館が所蔵する四大日本語コレクションが築かれることとなる。敵国語としての日本語教育や敵国財産として接収された日本語書籍によって支えられた日本研究の発展を、戦争とのかかわりから読み解く。

目次

序章 英国の日本語コレクション
第1章 『日英必戦論』とその英訳本『Japan Must Fight Britain』
第2章 ベッドフォード日本語学校と東洋アフリカ学院
第3章 ベルリン日本大使館の図書館資料を追跡する
第4章 接収された日本語書籍の行方と東洋アフリカ学院
第5章 接収資料―ケンブリッジ大学とダラム大学の場合
終章 スカーブラ交付金による大発展

著者紹介

小山 騰 (コヤマ ノボル)  
1948年愛知県生まれ。成城大学文芸学部卒業。慶應大学大学院修士課程(日本史)修了。国会図書館勤務などを経て、1985年から2015年までケンブリッジ大学図書館日本部長。『ケンブリッジ大学図書館と近代日本研究の歩み』(勉誠出版、2017年、第20回図書館サポートフォーラム賞受賞)などの編著書がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)