• 本

科学する心

出版社名 集英社インターナショナル
出版年月 2019年4月
ISBNコード 978-4-7976-7372-2
4-7976-7372-9
税込価格 1,980円
頁数・縦 261P 20cm

商品内容

要旨

大学で物理学科に籍を置いたこともある著者は、これまでも折に触れ、自らの作品に科学的題材を織り込んできた。いわば「科学する心」とでも呼ぶべきものを持ち続けた作家が、最先端の人工知能から、進化論、永遠と無限、失われつつある日常の科学などを、「文学的まなざし」を保ちつつ考察する科学エッセイ。

目次

ウミウシの失敗
日時計と冪とプランク時代
無限と永遠
進化と絶滅と愛惜
原子力、あるいは事象の一回性
体験の物理、日常の科学
知力による制覇の得失『サピエンス全史』を巡って
『昆虫記』と科学の文学性
「考える」と「思う」の違い―三本のSF映画によるAI論
主観の反逆―あるいは我が作品の中の反科学
パタゴニア紀行
光の世界の動物たち 桑島からカンブリアへ

おすすめコメント

「科学についての自分の考えを少し整理し、抽象と具象の中間を行く思索を試みたいと思っていた」──本文より 大学では物理学部に籍を置いたこともある池澤夏樹。これまでも折に触れ、自らの作品にも科学的題材を織り込んできた。いわば「科学する心」とでも呼ぶべきものを持ち続けた作家が、最先端の人工知能から、進化論、永遠と無限、そして失われつつある日常の科学などを、「文学的まなざし」を保ちつつ考察する科学エッセイ。科学者としての昭和天皇の素顔や、原子力の歴史を自らの人生と重ねて考えるなど、「科学ファン」を自認する作家の本領が発揮された一冊。 <目次より抜粋>第一章 ウミウシの失敗第二章 日時計と冪とプランク時代第三章 無限と永遠第四章 進化と絶滅と哀惜第五章 原子力、あるいは事象の一回性第六章 体験の物理、日常の科学第七章 知力による制覇の得失『サピエンス全史』を巡って第八章 『昆虫記』と科学の文学性第九章 「考える」と「思う」の違い 三本のSF映画によるAI論第十章 主観の反逆 あるいは我が作品の中の反科学第十一章  パタゴニア紀行第十二章  光の世界の動物たち 桑島からカンブリアへ ・プロフィール池澤夏樹(いけざわ なつき)作家・詩人。1945年、北海道生まれ。『スティル・ライフ』(中公文庫)で芥川賞、『マシアス・ギリの失脚』(新潮文庫)で谷崎潤一郎賞、『池澤夏樹=個人編集 世界文学全集』(河出書房新社)で毎日出版文化賞、朝日賞を受賞。その他、『知の仕事術』(インターナショナル新書)など著書多数。

出版社・メーカーコメント

「科学についての自分の考えを少し整理し、抽象と具象の中間を行く思索を試みたいと思っていた」──本文より大学では物理学部に籍を置いたこともある池澤夏樹。これまでも折に触れ、自らの作品にも科学的題材を織り込んできた。いわば「科学する心」とでも呼ぶべきものを持ち続けた作家が、最先端の人工知能から、進化論、永遠と無限、そして失われつつある日常の科学などを、「文学的まなざし」を保ちつつ考察する科学エッセイ。科学者としての昭和天皇の素顔や、原子力の歴史を自らの人生と重ねて考えるなど、「科学ファン」を自認する作家の本領が発揮された一冊。<目次より抜粋>第一章 ウミウシの失敗第二章 日時計と冪とプランク時代第三章 無限と永遠第四章 進化と絶滅と哀惜第五章 原子力、あるいは事象の一回性第六章 体験の物理、日常の科学第七章 知力による制覇の得失『サピエンス全史』を巡って第八章 『昆虫記』と科学の文学性第九章 「考える」と「思う」の違い 三本のSF映画によるAI論第十章 主観の反逆 あるいは我が作品の中の反科学第十一章 パタゴニア紀行第十二章 光の世界の動物たち 桑島からカンブリアへ・プロフィール池澤夏樹(いけざわ なつき)作家・詩人。1945年、北海道生まれ。『スティル・ライフ』(中公文庫)で芥川賞、『マシアス・ギリの失脚』(新潮文庫)で谷崎潤一郎賞、『池澤夏樹=個人編集 世界文学全集』(河出書房新社)で毎日出版文化賞、朝日賞を受賞。その他、『知の仕事術』(インターナショナル新書)など著書多数。

著者紹介

池澤 夏樹 (イケザワ ナツキ)  
作家・詩人。1945年、北海道生まれ。『スティル・ライフ』(中公文庫)で芥川賞、『マシアス・ギリの失脚』(新潮文庫)で谷崎潤一郎賞、『池澤夏樹=個人編集世界文学全集』(河出書房新社)で毎日出版文化賞、朝日賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)