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ロスねこ日記

出版社名 小学館
出版年月 2020年2月
ISBNコード 978-4-09-388753-3
4-09-388753-5
税込価格 1,430円
頁数・縦 251P 19cm

商品内容

要旨

2017年、ネットの世界は二つに分かたれていた。猫を持つ者と持たざる者である。持つ者は、日々その手にある猫を自慢した。SNSには持つ者のアップした猫画像が溢れ、持たざる者はただそれを眺めた。完全なる猫格差社会がそこにはあった。持たざる者は、心の真ん中にぽっかり空いた「猫穴」を抱えて生きるしかなかった。暗く寂しく深い穴である。

目次

二〇一七年(猫が足りない
猫穴は埋まる?
種である
母の心
猫さえいれば
アイドル誕生前夜)
二〇一八年(いつもより多め
母は敏腕マネージャー
そろそろ…
ステージへ
花の命は
四男の信仰心
この世界のどこかに
つづらの中身は
澄んだ目で
水は大切に
本質は土の中
カラスの宝物
藁の家
穴を埋めたもの
天まで届け)

おすすめコメント

猫の穴は埋まるのでしょうか?  愛猫・斎藤くんとお別れしてから数年。「猫がいたらなー」と願う日々を送るキミコさんは、原稿がほしい編集者からの提案により、植物を育て始めた。最初に届いたのは、しいたけ栽培キット。猫の穴を埋めるべく育てたものを食べるとは……。ブドウ園のお手伝いに出向き、アイドル(ヒヤシンス)の成長を見守る。植物と過ごした一年を日記形式で綴る、ちょっぴり泣けてすごく笑えるエッセイ集。「STORY BOX」と平行して、文芸サイト「小説丸」でも大人気を博した連載に書き下ろしの1話を加えた、著者として7年ぶりの単行本刊行となります。

出版社・メーカーコメント

猫の穴は埋まるのでしょうか?愛猫・斎藤くんとお別れしてから数年。「猫がいたらなー」と願う日々を送るキミコさんは、原稿がほしい編集者からの提案により、植物を育て始めた。最初に届いたのは、しいたけ栽培キット。猫の穴を埋めるべく育てたものを食べるとは……。ブドウ園のお手伝いに出向き、アイドル(ヒヤシンス)の成長を見守る。植物と過ごした一年を日記形式で綴る、ちょっぴり泣けてすごく笑えるエッセイ集。「STORY BOX」と平行して、文芸サイト「小説丸」でも大人気を博した連載に書き下ろしの1話を加えた、著者として7年ぶりの単行本刊行となります。

著者紹介

北大路 公子 (キタオオジ キミコ)  
北海道札幌市生まれ。大学卒業後、フリーライターに。新聞、雑誌、ウェブでエッセイや書評などを執筆する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)