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フーディー グルメフードスケープにおける民主主義と卓越化

出版社名 青弓社
出版年月 2020年7月
ISBNコード 978-4-7872-3473-5
4-7872-3473-0
税込価格 4,400円
頁数・縦 437P 21cm

商品内容

要旨

食を自分のアイデンティティやライフスタイルとして捉える人々=フーディー。アメリカにおける彼/彼女たちの生活世界を、雑誌やテレビ、インタビューから明らかにして、その食文化に潜む社会的な不平等や雑食的な文化資本のあり方、卓越化の戦略を考察する。

目次

序論 フーディーのおいしい世界に足を踏み入れる
第1章 フーディー・オムニボア・言説
第2章 真正性を食べる
第3章 料理上の他者―エキゾチシズムの探求
第4章 フーディーをめぐる政治―これはおいしい革命だ!
第5章 階級と階級の不在
第6章 食に心を配る―フーディーのキッチンに見るジェンダー実践
結論 フーディーの連続性・変化・道徳的両義性

おすすめコメント

食を自分のアイデンティティやライフスタイルとして捉える人々=フーディー。高級店を訪れる一方、オーガニック食品やローカルフード、「手作り」にも引かれ、郷土料理やエスニック料理も味わう。「良い食べ物」を食べて学ぶことに強い関心をもつ彼/彼女たちの実態とは、いったいどのようなものか。現代アメリカのフーディーの生活世界、セレブシェフへの熱狂、レストラン批評やフードブログの隆盛に、雑誌記事やテレビ番組、フーディー当事者へのインタビューから多角的に迫る。フーディーをめぐる食文化から階級や人種、ジェンダーの問題系を浮き彫りにして、そこに潜む社会的な不平等や雑食的な文化資本、卓越化の戦略を明らかにする「食の社会学」。

著者紹介

ジョンストン,ジョゼ (ジョンストン,ジョゼ)   Johnston,Jos´ee
トロント大学社会学部教授
バウマン,シャイヨン (バウマン,シャイヨン)   Baumann,Shyon
トロント大学社会学部教授
村井 重樹 (ムライ シゲキ)  
島根県立大学総合政策学部准教授。専攻は理論社会学、文化社会学
塚田 修一 (ツカダ シュウイチ)  
相模女子大学学芸学部講師。専攻はメディア文化論、都市研究
片岡 栄美 (カタオカ エミ)  
駒澤大学文学部教授。専攻は文化社会学、教育社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)