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大杉栄伝 永遠のアナキズム

角川ソフィア文庫 I161−1

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2021年2月
ISBNコード 978-4-04-400335-7
4-04-400335-1
税込価格 1,320円
頁数・縦 362,48P 15cm

商品内容

要旨

“自由で民主主義的な社会”のはずなのに、なぜ自由を感じられないのか?これは「生の負債化」である。人が何ものにも支配されない、無支配の社会を目指し、生の拡充を唱えた大杉栄。甘粕事件で国家に虐殺された社会思想家にして運動家の思想を、「生の負債化」への抵抗運動、「生の無償性」として気鋭のアナキズム研究者が読み解く。第5回「いける本」大賞受賞、紀伊國屋じんぶん大賞2015第6位の傑作評伝!

目次

第1章 蜂起の思想
第2章 アナキズム小児病
第3章 ストライキの哲学
第4章 絶対遊戯の心
第5章 気分の労働運動
第6章 アナキストの本気

出版社・メーカーコメント

「生の負債化」に抵抗し続け、無支配の世界を構想した男を描く、傑作評伝!「俺は、もっと馬鹿になる、修業をつまなければならぬ」。人がなにものにも支配されない社会を目指し、生の拡充を唱えた大杉思想を、「生の負債化」への抵抗運動として気鋭の政治学者が読み解いていく。

著者紹介

栗原 康 (クリハラ ヤスシ)  
1979年埼玉県生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程満期退学。東北芸術工科大学非常勤講師。専門はアナキズム研究。『大杉栄伝―永遠のアナキズム』(夜光社、のち角川ソフィア文庫)で2014年に第5回「いける本」大賞受賞、15年に紀伊國屋じんぶん大賞2015第6位。16年に『はたらかないで、たらふく食べたい「生の負債」からの解放宣言』(タバブックス、のちちくま文庫)で紀伊國屋じんぶん大賞2016第6位。17年には、池田晶子記念「わたくし、つまりNobody賞」を受賞し、『村を火をつけ、白痴になれ 伊藤野枝伝』(岩波書店、のち岩波現代文庫)で紀伊國屋じんぶん大賞2017第4位(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)