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相棒

中公文庫 か18−15

出版社名 中央公論新社
出版年月 2021年5月
ISBNコード 978-4-12-207064-6
4-12-207064-3
税込価格 1,100円
頁数・縦 333P 16cm

商品内容

要旨

貧乏暮らしあり浮気ありで五十年、放浪詩人とその妻はよき相棒。金子の日本論、女性論から交友録、森のパリ印象記、金子の肖像など、二人の自選によるベストエッセイ集。金子の遺書となった単行本に全集未収録の夫婦往復書簡(一九三九年)を増補。

目次

金子光晴(ひげのある人生
明治の青年を苦しめたもの
江戸につながるなにものもなく
日本人について
番付の心理 ほか)
森三千代(巴里郊外の青春
巴里の秋色

血を抱く草
仏印の文学 ほか)
往復書簡(金子光晴・森三千代)

出版社・メーカーコメント

放浪の詩人とその妻、二人三脚的自選ベストエッセイ集。金子の日本論、女性論、森のパリ印象記ほか。放浪後の夫婦往復書簡を増補。〈巻末エッセイ〉森乾

著者紹介

金子 光晴 (カネコ ミツハル)  
1895(明治28)年愛知県生まれ。詩人。早大、東京美術学校、慶大中退。1919(大正8)年第一詩集『赤土の家』刊行後渡欧し、ボードレール、ヴェルハーレンに親しむ。23年詩集『こがね蟲』で詩壇に認められる。28年作家である妻・森三千代と東南アジア、ヨーロッパ放浪の旅に出発(32年帰国)。35年詩「鮫」を発表以来、多くの抵抗詩を書く。1975(昭和50)年没
森 三千代 (モリ ミチヨ)  
1901(明治34)年愛媛県生まれ。詩人、作家。金子光晴の妻。東京女子高等師範学校中退。27年詩集『竜女の眸』を刊行。28年から32年まで夫と東南アジア、ヨーロッパを放浪。34年詩集『東方の詩』刊行、のち小説に転じる。1977(昭和52)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)