• 本

江戸 平安時代から家康の建設へ

中公新書 2675

出版社名 中央公論新社
出版年月 2021年12月
ISBNコード 978-4-12-102675-0
4-12-102675-6
税込価格 902円
頁数・縦 217P 18cm

商品内容

要旨

徳川家康が入城し、将軍の本拠地として大都市へ変貌した江戸。その始まりは平安時代末、秩父平氏一族の江戸氏が拠点を置く低湿地だった。太田道潅の江戸城築城、戦国大名北条氏の支配を経て、入府した家康の大工事によって、城と町は発展を遂げる。江戸の繁栄はいかにして築かれたのか。本書では新知見をふまえ、中世から近世への変遷過程を解明。平安時代の寒村から、豪華絢爛な都市が成立するまでの500年を描き出す。

目次

第1章 秩父平氏と江戸の故地―平安時代
第2章 太田道潅の江戸築城―一五世紀後半
第3章 小田原北条の領国へ―戦国時代
第4章 中世江戸の交通―水陸両交通の要衝へ
第5章 家康の江戸入府―一五九〇年
第6章 豊臣期の城づくり―文禄年間(一五九三〜九六年)
第7章 徳川家の城下町へ―関ヶ原合戦(一六〇〇年)直前
第8章 天下人の江戸拡張―関ヶ原合戦(一六〇〇年)後
第9章 将軍家の城、都市へ―元和年間(一六一五〜二四年)

出版社・メーカーコメント

徳川家康を迎え、将軍本拠地として日本屈指の大都市へ変身を遂げた江戸。平安時代末、秩父平氏一族の江戸氏が支配する低湿地は、太田道灌の築城、戦国大名北条氏の支配をへて、発展・拡大してきた。豊臣秀吉の命(めい)のもと入府した家康は、一世一代の大工事を敢行し、江戸城と城下町は生まれ変わる。新知見をふまえ、天下人の都市計画を再考。平安時代の「寒村」から、豪華絢爛な「大江戸」誕生までの500年を描き出す。

著者紹介

齋藤 慎一 (サイトウ シンイチ)  
1961年東京都生まれ。85年明治大学文学部史学地理学科卒業。89年明治大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程退学。2001年博士(史学)。1988年より都立江戸東京博物館学芸員。組織改編をへて2010年より公益財団法人東京都歴史文化財団江戸東京博物館学芸員。専門は日本中世史・近世史・都市史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)