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よむうつわ 茶の湯の名品から手ほどく日本の文化 上

出版社名 淡交社
出版年月 2022年10月
ISBNコード 978-4-473-04513-3
4-473-04513-7
税込価格 4,180円
頁数・縦 319P 22cm
シリーズ名 よむうつわ

商品内容

要旨

この国で大切に、大切に、されてきた。その「わけ」を、さぐる旅。全50作超、すべて撮り下ろし。日本の至宝との邂逅を通し、文化の神髄に迫る。

目次

花やぎと静心―序文に代えて
第1章 光の底へ吸い寄せられる(「世上になき物也」―曜変天目
「仁清以前」にはなかった黒―色絵吉野山図茶壺 ほか)
第2章 手になじむ/触感を愉しむ(赤と白が混ざり合って「鼠」になる―鼠志野茶碗 銘峯紅葉
シャープさとやわらかみを同時に感じさせる器―玳玻鸞天目 ほか)
第3章 「軽み」「重み」が身体に刻まれる(「清貧」の象徴―千利休作 瓢花入 銘顔回
あえて「天目」の名を付けなかった―石黒宗麿作 黒釉葉文〓 ほか)
第4章 伝来・歴史に感じ入る(罹災した大名物―唐物茄子茶入 付藻茄子 松本茄子
価値感の大転換によりその美が見出された―唐物尻膨茶入 銘利休尻ふくら ほか)

出版社・メーカーコメント

〈見て、さわり、感じた。茶の名品との贅沢な邂逅〉〈全50点以上の国宝、重文、大名物、すべての作品を撮りおろし!〉 日本文学研究者で、執筆活動やテレビコメンテーターなど多方面で活躍するロバート キャンベル氏が、茶の湯の名品を収める美術館に赴き作品を実見。各館学芸員・研究者、時には作家本人との対話を通し、作品を手にして間近で観察することで、ガラス越しでは分からなかった名品の息吹に触れます。日本文学はもとより、あらゆる文化に知悉するキャンベル氏の見識や発見・感慨を通し、名品との出会いが追体験できます。茶道月刊誌『淡交』で2018年から4年間にわたり連載された人気企画を上下巻にまとめます。国宝や重要文化財、重要美術品、茶の湯の名物・大名物、近代人気作家の作品など計50点以上(上下巻合わせ)を収録。下巻は2022年12月発売予定。

著者紹介

キャンベル,ロバート (キャンベル,ロバート)   Campbell,Robert
ニューヨーク市生まれ。日本文学研究者。早稲田大学特命教授。早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)顧問。国文学研究資料館前館長。東京大学名誉教授。近世・近代日本文学が専門で、とくに19世紀(江戸後期〜明治前半)の漢文学と、それに繋がる文芸ジャンル、芸術、メディア、思想などに関心を寄せている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)