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「経済成長」の起源 豊かな国、停滞する国、貧しい国

出版社名 草思社
出版年月 2023年8月
ISBNコード 978-4-7942-2669-3
4-7942-2669-1
税込価格 3,740円
頁数・縦 441P 20cm

商品内容

要旨

世界はどのようにして豊かになったのか?いまだ貧困が世界中に存在するとはいえ、歴史的に見た場合、いま生きている人の大半は200年前に生きていたどんな人間よりも裕福になった。この「経済成長」はどうやって達成されたのだろうか?大きな変化を生み出した産業革命は、なぜ18世紀の英国で始まったのか?それに続いて他のヨーロッパ諸国やアメリカ、日本が発展できたのはなぜか?そして、なぜいまだに貧しいままでいる国や地域が存在するのか?じつは持続的な経済成長に成功した経済圏にはいくつかの前提条件があった。その条件を、地理、政治、文化、宗教、人口動態、植民地などの要因をもとに最新理論を引きつつ検証した、「経済成長」の謎を解くグローバルヒストリー。

目次

いつ、なぜ、どのようにして世界は豊かになったのか?
第1部 「世界はどのようにして豊かになったのか?」―この問いをめぐるさまざまな理論(地理―幸運な地理的条件はあるのか
制度―経済成長は社会制度しだいか
文化―人を豊かにする文化、貧しくする文化
人口―人口動態と経済成長
植民地―植民地と搾取の問題)
第2部 真っ先に豊かになった国、それに続いた国、そして貧しいままの国―その違いはなぜ生じたのか?(北西ヨーロッパ―なぜ最初に豊かになれたのか?
産業革命―なぜオランダではなくイギリスだったのか
工業化―近代経済にいたる道
後発国―キャッチアップ型成長の前提条件
世界は豊かである)

出版社・メーカーコメント

過去50年で世界の多くの国々が豊かになったと言われるが、ではその経済成長はどうやって達成されたのか?なぜ産業革命は18世紀の英国で始まり、19世紀にヨーロッパ諸国やアメリカ、日本が追い付けたのか?なぜほかの国は20世紀後半から21世紀までかかったのか?成功した経済圏にはいくつかの前提条件があった。地理、政治、文化、人口動態、植民地主義などその条件についての最新理論を検証、経済成長をめぐるグローバルヒストリーを描き出す一冊。

著者紹介

コヤマ,マーク (コヤマ,マーク)   Koyama,Mark
ジョージ・メイソン大学経済学部准教授、マーカタス・センター上級研究員。イギリスで誕生、オックスフォード大学で経済学の博士号を取得。専門は経済史
ルービン,ジャレド (ルービン,ジャレド)   Rubin,Jared
チャップマン大学経済学部教授。専門は経済発展史、宗教学、中東史、制度史。バージニア大学卒業。スタンフォード大学で博士号を取得。政治制度と宗教制度の関係と経済発展におけるそれらの役割に関する研究は多数の主要経済学誌に掲載されている。2017年に刊行されたRulers,Religion,and Riches:Why the West Got Rich and the Middle East Did Not(Cambridge University Press)でLindert‐Williamson Prize*
秋山 勝 (アキヤマ マサル)  
翻訳者。立教大学卒。日本文藝家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)