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ジャズピアノ その歴史から聴き方まで 上

出版社名 岩波書店
出版年月 2023年10月
ISBNコード 978-4-00-061612-6
4-00-061612-9
税込価格 4,510円
頁数・縦 364,11P 20cm
シリーズ名 ジャズピアノ

商品内容

文学賞情報

2023年 第74回 芸術選奨・文部科学大臣賞(文学関係)受賞

要旨

ピアノを手掛かりに、具体的な聴き処を指摘することで、読者の耳が肥えるようにも工夫された、最新の研究に基づくジャズの歴史。上巻は、「古い」ジャズの魅力、ビバップ革命、クールジャズの誕生までを描く。

目次

序章
第1章 ジャズピアノの基礎知識(ジャズの美学とピアノの問題点
ジャズの中のブルース
ブギウギ
ジャズピアノを語るための基礎知識
聴き方の練習)
第2章 「古臭い」ジャズを聴け!―ラグタイムからストライドまで(「古い」ジャズについて
ラグタイムを見直そう
マーチングバンドにピアノはない―ジェリー・ロール・モートンの貢献
ハーレム流ラグタイム)
第3章 ビバップ以前のモダニスト達(高飛び込みのピアニスト―アール・ハインズ
絵描きvs.ドラマー―デューク・エリントンとカウント・ベイシー
エリントン楽団
ベイシー・バンド
優美―テディ・ウィルソン)
第4章 ピアノの巨人―アート・テイタム(Musician’s musician
テイタムのピアノスタイルの特徴
テイタム前衛論)
第5章 モダンジャズピアノ史概観(1)―ビバップとクールジャズ(ビバップ周辺のピアニスト達
ビバップピアノ
静かに燃える―クールジャズ
ジョン・ルイスとMJQ)

出版社・メーカーコメント

ジャズ演奏を裏から支えるピアノを手掛かりに、全く新しい切り口からジャズの歴史をたどる。外国語文献を駆使し、印象論を越えた、具体的な聴きどころ、鑑賞のヒントに満ちた、類書のないジャズ論。繰り返し聞いていた演奏が、新鮮に聞こえてくる! 上巻は、ジャズの誕生からビバップ、クールジャズの成立まで。

著者紹介

モラスキー,マイク (モラスキー,マイク)   Molasky,Michael
1956年、アメリカ・セントルイス生まれ。シカゴ大学大学院東アジア言語文明研究科博士課程修了。早稲田大学国際教養学部教授。戦後日本文学および文化史、ジャズ史、日本の飲食文化などを研究。ピアニストとして日本のジャズクラブに出演した経験もある。主な著書に、『戦後日本のジャズ文化―映画・文学・アングラ』(サントリー学芸賞、岩波現代文庫)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)