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パラサイト難婚社会

朝日新書 946

出版社名 朝日新聞出版
出版年月 2024年2月
ISBNコード 978-4-02-295256-1
4-02-295256-3
税込価格 990円
頁数・縦 275P 18cm

商品内容

要旨

なぜ、結婚はこんなにも難しくなったのか?人生百年時代のリアルな夫婦の姿とは?結婚した3組に1組が離婚し、60歳の3分の1がパートナーを持たず、男性の生涯未婚率が3割に届こうとする現代日本はどこへ向かうのか?単身世帯がマジョリティとなる社会になるにもかかわらず、人々の結婚観は世半紀前の昭和からアップデートされていない現実が根底に。親世代の結婚生活が不可能になった「難婚社会」の正体と課題を、家族社会学の第一人者が最新の調査データから徹底的に問う!

目次

第1章 「結婚」とは何ですか?―現実と乖離する結婚観(結婚とはゴールではなくスタート
正解のない結婚のリアル ほか)
第2章 「結婚生活」には何が要りますか?―日本の夫婦のリアル(隣の夫婦は何をする人ぞ
「親密性調査」で結婚生活のリアルを探る ほか)
第3章 「未婚」は恥ですか?―パラサイト社会と個人化社会の矛盾(「生涯未婚率」の急上昇
親子密着型同居スタイルの功罪 ほか)
第4章 「離婚」は罪ですか?―日本の離婚のリアル(「離婚」は陽の当たる場所へ
戦前は「離国大国」だった日本 ほか)
第5章 「結婚」が人生に与えるもの―人と人が「コミット」する時(「おひとりさま」が老後を迎える日本
とにかく結婚?それともひとりを満喫? ほか)

出版社・メーカーコメント

個人化の時代における「結婚・未婚・離婚」は何を意味するか? 3組に1組が離婚し、60歳の3分の1がパートナーを持たず、男性の生涯未婚率が3割に届こうとする日本社会はどこへ向かうのか? 家族社会学の第一人者が、少子化難婚社会の課題に挑むリアルな提言書。

著者紹介

山田 昌弘 (ヤマダ マサヒロ)  
1957年、東京生まれ。1981年、東京大学文学部卒。1986年、東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。現在、中央大学文学部教授。専門は家族社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)