• 本

ネット・バカ インターネットがわたしたちの脳にしていること

出版社名 青土社
出版年月 2010年7月
ISBNコード 978-4-7917-6555-3
4-7917-6555-9
税込価格 2,420円
頁数・縦 359,5P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 禁酒・禁煙ならぬ禁インターネットもデトックスでいいかも

    タイトルからするとネット中毒の本のように感じますが、ネットを全否定しているというわけではありません。ネット世界への移行は不可逆的でありyoutube等は最高にクールだ!!という主張さえする作者です。ただし、本書を執筆している間はネット世界から身をおいたおかげで、集中力が普段より長続きし、ハイパーリンクに由来していた注意散漫現象から脱することができたと述べています。しかし現在はドップリとまたネット世界に浸かっているようですが。たまには禁酒・禁煙ならぬ禁インターネットもデトックスでいいかもですね。わたしは電子書籍の研究でスマホに変えたばかりですが・・・

    (2013年1月4日)

商品内容

要旨

「グーグル化」でヒトはバカになる。グーグルで知らないことを検索し、ツイッターで日常をつぶやき、iPadで本を買って読む。さまざまなインターネットメディアを当たり前のように使う日常のなかで、実は私たちの脳は少しずつ変化しているのだ。『クラウド化する世界』の著者がメディア論から神経科学までを使って暴きだす、まだ誰も知らない驚きの真実。

目次

プロローグ―番犬と泥棒
HALとわたし
生命の水路
精神の道具
深まるページ
最も一般的な性質を持つメディア
本そのもののイメージ
ジャグラーの脳
グーグルという教会
サーチ、メモリー〔ほか〕

出版社
商品紹介

『クラウド化する社会』の著者。このような知の浅薄な状況を「THE SHALLOWS(浅瀬)」と呼び警鐘を鳴らす。

著者紹介

カー,ニコラス・G. (カー,ニコラスG.)   Carr,Nicholas G.
著述家。『ガーディアン』紙などでコラムを連載するほか、多くの有力紙誌に論考を発表。テクノロジーを中心とした社会的、文化的、経済的問題を論じる。『エンサイクロペディア・ブリタニカ』の編集諮問委員会、ならびに世界経済フォーラムのクラウド・コンピューティング・プロジェクト運営委員会のメンバーである
篠儀 直子 (シノギ ナオコ)  
名古屋大学大学院(西洋史学)・東京大学大学院(表象文化論)を満期退学後、東京大学などで非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)