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21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考

出版社名 河出書房新社
出版年月 2019年11月
ISBNコード 978-4-309-22788-7
4-309-22788-0
税込価格 2,640円
頁数・縦 466P 20cm

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要旨

人類は“今”、どのような危機を迎えようとしているのか。テクノロジーの進歩は、人類をどこに連れていくのか。そして私たちは、それらの深刻な諸課題に、いかに向き合うべきなのか――。簡単に答えを出すことができない、これらの大局的な問いが、現代を生きる私たちには突きつけられている。本書では、『サピエンス全史』『ホモ・デウス』の2作においてそれぞれ人類の「過去」と「未来」を分析し、新たな知見を示した“知の巨人”ユヴァル・ノア・ハラリ氏が、前2作を踏まえ、人類の「現在」を問う。雇用、自由、平等、コミュニティ、文明、ナショナリズム、宗教、移民、テロ、戦争、SF、教育といった21のテーマのもと、人類が直面する現代的な課題が内包する意味や、その行く末、私たちが持ちうる選択肢などについて深く論じている。ITとバイオテクノロジーの進化が作り上げる新たな「物語(虚構)」に、人類はどう対峙していくべきなのか。著者はイスラエル生まれの歴史学者、哲学者。エルサレムのヘブライ大学で歴史学を教えるかたわら、2018年のダボス会議での基調講演など、世界中の聴衆に向けて講義や講演を行う。なお、ダイジェストでは「幻滅」と「瞑想」の章を取り上げた。[要旨作成日:2019年11月29日]

商品内容

要旨

『サピエンス全史』で人類の「過去」を、『ホモ・デウス』で人類の「未来」を描き、世界中の読者に衝撃をあたえたユヴァル・ノア・ハラリ。本書『21 Lessons』では、ついに人類の「現在」に焦点をあてる―。テクノロジーや政治をめぐる難題から、この世界における真実、そして人生の意味まで、われわれが直面している21の重要テーマを取り上げ、正解の見えない今の時代に、どのように思考し行動すべきかを問う。いまや全世界からその発言が注目されている、新たなる知の巨人は、ひとりのサピエンスとして何を考え、何を訴えるのか。すべての現代人必読の21章。

目次

1 テクノロジー面の難題(幻滅―先送りにされた「歴史の終わり」
雇用―あなたが大人になったときには、仕事がないかもしれない
自由―ビッグデータがあなたを見守っている
平等―データを制する者が未来を制する)
2 政治面の難題(コミュニティ―人間には身体がある
文明―世界にはたった一つの文明しかない
宗教―今や神は国家に仕える
移民―文化にも良し悪しがあるかもしれない)
3 絶望と希望(テロ―パニックを起こすな
戦争―人間の愚かさをけっして過小評価してはならない
謙虚さ―あなたは世界の中心ではない
神―神の名をみだりに唱えてはならない
世俗主義―自らの陰の面を認めよ)
4 真実(無知―あなたは自分で思っているほど多くを知らない
正義―私たちの正義感は時代後れかもしれない
ポスト・トゥルース―いつまでも消えないフェイクニュースもある
SF―未来は映画で目にするものとは違う)
5 レジリエンス(教育―変化だけが唯一不変
意味―人生は物語ではない
瞑想―ひたすら観察せよ)

おすすめコメント

私たちはどこにいるのか。そして、どう生きるべきか。『サピエンス全史』『ホモ・デウス』で全世界に衝撃をあたえた新たなる知の巨人による、人類の「現在」を考えるための21の問い。

著者紹介

ハラリ,ユヴァル・ノア (ハラリ,ユヴァルノア)   Harari,Yuval Noah
歴史学者、哲学者。1976年、イスラエル、ハイファ生まれ。オックスフォード大学で中世史、軍事史を専攻して2002年に博士号を取得。現在、エルサレムのヘブライ大学で歴史学を教えるかたわら、2018年のダボス会議での基調講演など、世界中の聴衆に向けて講義や講演も行なう。著書は、世界的なベストセラーとなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)